【ゲーム株概況(3/2)】信用規制の東京通信が後場に入ってプラスに BOI反発、目標株価引き上げのKADOKAWAが高い

3月2日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前日比17円66銭安の2万7498円87銭でこの日の取引を終えた。米国の金利上昇への警戒感が根強い一方、期末を控えて高配当銘柄が注目されたほか、中国経済への期待から関連銘柄に物色の矛先が向かったようだ。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、東京通信<7359>が反発。東証はこの日の売買分から信用取引における新規の売り及び買いに係る委託保証金率を50%以上(うち現金が20%以上)から70%以上(同40%)に引き上げると発表した。午前中はマイナスで終えたものの、後場が始まると買いが入ってプラスに転じた。

バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>も反発。テクニカル的には、下値支持線として意識されていた25日移動平均線に接近したことで買い戻しが入ったようだ。主力タイトル『メメントモリ』はアップデートが奏功し、ストアセールスランキングで上昇したことも支援材料となったようだ。

他方、前日大きく買われたGFA<8783>が利食い売りに押されて大きく下げたほか、オルトプラス<3672>やアクセル<6730>、円谷フィールズホールディングス<2767>がさえない。

またレーティングと目標株価に関して以下のような変更が観測された。目標株価の上がったKADOKAWA<9468>が高く、下がったサイバーエージェント<4751>が安い。任天堂<7974>については、目標株価が引き下げられたが、プラスで終えた。

■東海東京
・KADOKAWA<9468>「アウトパフォーム」継続、3100円→3950円

■野村
・任天堂<7974>「Buy」継続、8000円→7000円
・サイバーエージェント<4751>「ニュートラル」継続、1400円→1200円

 

 

株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
http://www.boi.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
設立
2006年1月
代表者
代表取締役社長 樋口 智裕
決算期
9月
直近業績
売上高24億2800万円、営業損益10億800万円の赤字、経常損益10億1500万円の赤字、最終損益8億3800万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4393
企業データを見る
株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表取締役社長 社長執行役員 夏野 剛/代表取締役 執行役員 Chief Human Resources Officer(CHRO)兼Chief Literature & Movie Officer(CLMO) 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2212億0800万円、営業利益185億1900万円、経常利益188億2200万円、最終利益128億2000万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
企業データを見る
株式会社東京通信グループ
https://tokyo-tsushin.com/

会社情報

会社名
株式会社東京通信グループ
設立
2015年5月
代表者
代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
決算期
12月
直近業績
売上高50億7100万円、営業損益5400万円の赤字、経常損益4500万円の赤字、最終損益2億6500万円の赤字(2022年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
7359
企業データを見る