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HEROZ<4382>は、3月10日、2023年4月期の第3四半期累計(5~1月)の連結決算を発表、既存事業の収益性向上に加え、M&Aの効果により売上高が大きく増加した。
なお、同社は今期の第2四半期より連結決算に移行しており、前年同期比較は単独業績と比較した参考値となる。
売上高18億7900万円(前年同期比70.7%増)
営業利益1億9500万円(前年同期300万円の赤字)
経常利益1億6100万円(同ゼロ)
最終損益5億1800万円の赤字(同200万円の赤字)・AI/DX事業
BtoC領域におけるイベント開催やBtoB領域における大型案件の受注などの効果により安定した収益を上げた。BtoC領域については、2022年5月の「棋神アナリティクス」のリリースに続いて2022年12月に同サービスのライトプランをリリースしており、プロ棋士・アマチュア強豪を中心にサービスの提供を拡大した。・AI Security事業
サイバーセキュリティ脅威の高度化・巧妙化に伴うセキュリティ対策の投資需要を背景として、マネージドセキュリティサービスにおいて収益が拡大し解約率についても低水準を維持した。同事業においては従来のゲートウェイセキュリティに加え、エンドポイントセキュリティ対策としてサイバー攻撃の兆候を検知するVarioマネージドEDR、増加するランサムウェア被害(身代金要求型ウイルス)から企業の情報資産を守るデータバックアップサービス(VDaP)の拡販を行っているほか、他社サービスとの連携を視野に入れた拡張性のあるモデル「VSR nシリーズ」を新たにリリースした。■バリオセキュアなどの子会社化で連結決算に移行
2023年4月期の業績予想は、第2四半期決算の発表時の予想から変更なく、以下のとおり。売上高29億円
営業利益2億5000万円
経常利益2億円
最終損益5億9000万円の赤字
会社情報
- 会社名
- HEROZ株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高48億4100万円、営業利益4億5100万円、経常利益3億6800万円、最終損益:11億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4382