enish、HashPaletteから『De:Lithe Φ』に関する業務委託料の返還訴訟が東京地裁に提起されたことを明らかに

enish<3667>は、本日（3月28日）、3月8日付でHashPaletteから東京地裁に訴訟が提起され、3月27日に訴状の送達を受けたことを発表した。

同社は、2022年6月に、原告であるHashPaletteと業務委託契約書を締結し、原告より受託案件としてブロックチェーンゲーム『De:Lithe Φ (ディライズ ファイ)』の開発を進めてきた。また、原告との本契約締結時点では、ゲームのロードマップやリリース時期などは確定しておらず、同社は、本契約締結後も、原告との間でゲームの開発条件についての協議を継続していた。

しかし、原告は、2023年2月15日に、ゲームの開発に大幅な遅延の可能性が生じており、同社が製品版の納品期限を徒過しているとの趣旨の情報開示を行った。原告の開示内容については、同社が2023年2月15日に開示した「当社に関する『事実とは異なる情報掲載』についてのお知らせ」および2月16日に開示した「『De:Lithe Φ (ディライズ ファイ)』の開発に関する現状と当社の認識について」のとおり、同社の認識に反するものだという。

そのような状況下において、原告は、本契約の履行遅滞に基づく契約解除を理由に、不当利得返還請求として、同社に対し、同社が受領済みの業務委託料1億7600万円（税込）の返還を求める訴訟を提起したものとなる。

なお、同社としては、今後、原告の主張および請求内容を精査し適切に対処していくとしている。また、本件訴訟による同社の業績への影響などは現時点で不明だが、今後の進捗に伴い、開示すべき事項が判明した場合には、速やかに開示するとしている。