セガサミーHD、報酬制度改定に着手 ベースアップや賞与の一部組み込みなどの実施で既存従業員の月額平均給与を7月1日より約22%引き上げ

  • セガサミーホールディングス<6460>は、従業員がポテンシャルを最大限に発揮できる環境の構築とグローバル規模での競争力強化を目的として、報酬制度改定に着手する方針を決定した。

    7月1日より、ベースアップや賞与の一部組み込みなどを行い、年収における基本給の比率を高めるとともに、退職金制度を改定し、既存従業員の月額平均給与を約22%引き上げる方針。なお、これらの改定により大卒初任給は現在の23万5000円から最大約28%アップし、30万円となる。

    ※年収ベースでは平均約15%程度のアップとなる。
    ※退職金の前払い制度(選択制)の導入を予定しており、その選択により増加率は変化する。

  • ■報酬制度改定の背景と目的

  • 将来の予測が困難で不確実性の高いVUCAの時代において必要な人的資本を適切に確保し、充実させることの重要性が高まっている。今回の報酬制度改定は、ベースアップなどにより従業員の収入を一層安定させ、更なる成果の発揮と自己研鑽に臨みやすい環境を実現する。また、多様化かつ流動化する社員のキャリアやライフプランに対応することで、優秀な人財を獲得・維持・強化し、グローバル規模で競争力を高めることを目的として実施する。

  • ■同社ならびにグループ会社の人財投資方針

  • 同社グループはすべての従業員がポテンシャルを最大限に発揮できる環境の構築に向け、役割や貢献に応じて処遇する報酬体系の整備、社員一人ひとりが自分らしい人生を送るための働き方をサポートする施策の拡充など様々な人事制度の改革に取り組んでいる。

    また、企業内大学「セガサミーカレッジ」を構え、新入社員から役員にいたるまで、あらゆる研修を実施するなど人財教育にも積極的に投資している。現在は「セガサミーカレッジ」を拡充し、マルチカルチャー人財の育成に向けた語学教育プログラムを導入するなど、従来の約3倍となる年間約4.5億円(2023年3月期実績)の教育投資を行っている。今後も経営戦略・事業戦略と整合した様々な教育施策の導入・運用を予定しており、2031年3月期までに累計40億円以上を投資することを見込んでいる。

    ※マルチカルチャー人財とは、外国籍である、海外滞在歴があり多文化を経験している、英語・中国語など複数の言語で一定のスキルを認められているなど複数の基準から認定。多様なカルチャーに接し、その経験を業務に活かすことのできる人財。

セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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