パピレスとセガサミーHDが資本業務提携 両社のノウハウを集合して魅力的な電子書籍コンテンツを創出へ セガサミーHDはパピレスの第3位株主に

パピレス<3641>は、4月27日、セガサミーホールディングス<6460>と資本業務提携を行うことと、セガサミーHDに対する第三者割当による自己株式の処分を5月15日付で実施することを発表した。

資本業務提携の理由は、セガサミーHDより、同社が保有する電子書籍コンテンツビジネスの人材、知財、ノウハウと、セガサミーHDのアニメ、ゲームコンテンツビジネスの人材、知財、ノウハウを合わせて、次世代コンテンツの開発及びオリジナルコンテンツの増産を行っていきたい旨の提案があり、両社で協議を続けた結果、両社が協力すれば、国内のみでなく国外も視野に入れて、魅力的な電子書籍コンテンツを生み出していくことができるとの結論に至ったという。

パピレスは、電子書籍事業において、次世代コンテンツの開発及びオリジナルコンテンツの増産を経営戦略上の重要施策としている。従来、独自で行っていたこの施策について、規模の拡大および達成のスピード感を向上させるためには、資本業務提携先であるセガサミーHDと協力して行うことが、事業の発展に必要と判断し、今回の提携に至った。

<資本業務提携の内容>
①セガサミーHDの保有する知的財産権や知的財産権を展開するノウハウ、ゲーム開発や映像制作、商品開発等のケイパビリティとパピレスの保有する国内および海外での自社電子書籍プラットフォーム運営、電子書籍の取次に関するケイパビリティおよび電子書籍販売に関するマーケティングノウハウ並びにWebtoonの制作ノウハウを組み合わせ、共同で合弁会社を設立し、Webtoonの制作を通じてグローバル市場で展開できるオリジナル知的財産権を創出する。

②セガサミーHDとパピレスが共同で設立する合弁会社は、「Webtoonコンテンツおよびサービスの開発に関する業務」「オリジナルコンテンツの制作および増産に関する業務を実施する。

③パピレスは、自己株式の処分の方式により、普通株式90万株を処分するとともに、セガサミーHDは、その処分される本株式全部を引き受けるものとする。

なお、自己株式の処分総額は8億4870万円となり、差引手取概算額の8億4837万円は業務提携の内容の運転資金に充当する予定だ。また、この第三者割当による自己株式の処分により、セガサミーHDはパピレス株式の持株比率8.79%の第3位株主となる予定だ。

セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
企業データを見る
株式会社パピレス
https://papy.co.jp/corp_site/

会社情報

会社名
株式会社パピレス
設立
1995年3月
代表者
代表取締役社長 松井 康子
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3641
企業データを見る