hololive運営のカバー、2023年3月期決算は売上高50%増の204億円、営業利益84%増の34億円と大幅増収増益 配信やライブイベント、コマース、ライセンスが拡大
VTuber事務所「hololive(ホロライブ)」を運営するカバー<5253>は、この日(5月12日)、2023年3月通期の決算を発表しており、売上高204億5100万円(前の期比49.7%増)、営業利益34億1700万円(同84.2%増)、経常利益33億8500万円(同82.6%増)、最終利益25億0800万円(同101.6%増)と大幅な増収・増益を達成した。
・売上高:204億5100万円(同49.7%増)
・営業利益:34億1700万円(同84.2%増)
・経常利益:33億8500万円(同82.6%増)
・最終利益:25億0800万円(同101.6%増)
オリジナル楽曲のヒットやショート動画を介した新規視聴者の流入で、同社VTuberのチャンネル登録者数は同23.1%増の7558万人に拡大した。さらに英語圏向け男性VTubrグループ「ホロスターズEnglish」で8人をデビューさせ、ファン層の多様化も図り、配信売上高は20.8%伸びて63億4200万円となった。
《星街すいせい2nd live 「Shout in Crisis」 》や《 hololive SUPER EXPO 2023 Supported By Bushiroad 》、 《hololive 4th fes. Our Bright Parade Supported By Bushiroad》といった大型イベントが盛況で、ライブ/イベント売上は55.6%増の34億2900万円となった。
ファンの増加に伴い、隣接領域のビジネスも拡大している。コマースビジネス関連の売上高は、同65.6%増の80億0300万円と大幅な伸びとなった。コマースだけでなく、ライセンスやタイアップへの引き合いも増えており、関連売上高は94.2%増の15億6200万円となった。
VTuberとしてのファンの増加と価値向上は、単に配信関連の収入につながるだけでなく、イベント収入やグッズ収入、タイアップ収益、ライセンス許諾といった分野にプラスの波及効果をもたらしている。
■2024年3月期の業績見通し
2024年3月期の業績は、売上高265億6200万円(前期比29.9%増)、営業利益46億5000万円(同36.1%増)、経常利益46億2300万円(同36.6%増)、最終利益32億3600万円(同29.0%増)、EPS52.95円を見込む。
・売上高:265億6200万円(同29.9%増)
・営業利益:46億5000万円(同36.1%増)
・経常利益:46億2300万円(同36.6%増)
・最終利益:32億3600万円(同29.0%増)
・EPS:52.95円
会社情報
- 会社名
- カバー株式会社
- 設立
- 2016年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 谷郷 元昭
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高301億6600万円、営業利益55億3600万円、経常利益56億2300万円、最終利益41億3700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5253