【ゲーム株概況(5/12)】1Q好決算発表のガンホーが高値更新 好決算&自社株買い発表のKADOKAWAは大幅続伸 国内証券が目標株価引き上げのカプコンも高値更新
5月12日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比261.58円高の2万9388.30円と取引を終えた。好決算銘柄を中心に市場の物色意欲が強く、日経平均は年初来高値を更新した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ガンホー<3765>が反発し、年初来高値を更新した。ガンホーは、前日11日に発表した第1四半期決算が2ケタ増収、営業増益の好決算発表となったことが市場の評価材料となったようだ。
また、同じく前日11日に発表した2023年3月期の連結決算が売上高と営業利益で過去最高を更新したことに加え、800万株・200億円を上限とする自社株買いを実施することも発表したKADOKAWA<9468>も大幅続伸した。
コナミグループ<9766>は、2024年3月期の増収増益予想を評価材料に買われた
ほか、この日に決算発表を控えたバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が3日ぶりに反発し、岩井コスモ証券が投資判断「A」を継続し、目標株価を5000円から6100円に引き上げたカプコン<9697>は年初来高値を更新した。
半面、ドリコム<3793>は、2024年3月期の減益見通しを嫌気される形で売られ、決算発表関連ではアカツキ<3932>やグリー<3632>、カヤック<3904>なども売られた。
この日の大引け後の決算発表への警戒感からギークス<7060>やカバー<5253>などの下げもきつい。
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468