エクストリーム、23年3月期決算は売上高21%増、営業益73%増に 企業のDX推進などによる旺盛な需要でデジタル人材事業が好調

  • エクストリーム<6033>は、5月12日、2023年3月期の連結決算を発表、デジタル人材事業における受注が順調に推移したことに加え、コンテンツプロパティ事業において、ライセンス許諾を行っているスマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』によるロイヤルティ収益が堅調に推移し、予想を上回っての着地となった。

    売上高88億1600万円(前々期比21.9%増)
    営業利益10億2400万円(同73.0%増)
    経常利益11億7400万円(同64.5%増)
    最終利益8億1400万円(同79.9%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①デジタル人材事業 売上高54億4100万円(前々期比12.8%増)、セグメント利益9億4900万円(同17.0%増)
    企業のDX推進などによる技術ソリューションに対する旺盛な需要を背景に、新規・既存案件とも受注が好調に推移した。なお、稼働プロジェクト数は8143(前年同期稼働プロジェクト数は7197)となった。

    ②受託開発事業 売上高32億7700万円(同27.7%増)、セグメント利益3億8500万円(前々期5200万円の赤字)
    受注が順調に推移したこと、エクスラボからEXTREME VIETNAMへの発注が増加したことから、EXTREME VIETNAMの開発要員稼働率が順調に回復したことにより、黒字転換した。また、エス・エー・エスおよび酒田エス・エー・エスについても、一定の売上高に貢献した。

    ③コンテンツプロパティ事業 売上高5億1300万円(同4.4%増)、セグメント利益3億6300万円(同17.3%減)
    ライセンス許諾したスマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』の運営により、ライセンス許諾先である香港紫龍互娯有限公司および上海紫舜信息技術有限公司を通じてゲーム販売額に応じたロイヤルティ収益が発生した。また、2022年6月に子会社化したDragami Gamesのゲーム販売などの収益が加わった。

    ■2024年3月期は増収減益見込む
    2024年3月期通期の連結業績予想は以下のとおり。

    売上高100億円(前期比13.4%増)
    営業利益9億円(同12.1%減)
    経常利益10億円(同14.9%減)
    最終利益6億4000万円(同21.4%減)

株式会社エクストリーム
https://www.e-xtreme.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エクストリーム
設立
2005年5月
代表者
代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
決算期
3月
直近業績
売上高102億1700万円、営業利益10億9700万円、経常利益14億4800万円、最終利益10億3400万円(2024年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
6033
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