エイベックス、アニメ配信サービス「アニメタイムズ」の海外展開を検討 「音楽よりグローバル展開に適している」「日本と同程度の市場規模の国で」
エイベックス<7860>の黒岩克己社長(写真)は、2023年3月期の決算説明会において、アニメを中心とする映像作品の定額配信サービス「アニメタイムズ」について、グローバル展開の検討を始めたことを明らかにした。
「アニメタイムズ」は、エイベックス・ピクチャーズを中心に講談社や集英社、小学館、バンダイナムコフィルムワークスなど14社が出資するアニメタイムズ社が運営する映像配信サービス。
話題の人気作品や懐かしい名作アニメまで様々なアニメ作品が見放題となるサービスで、Amazon Prime Videoチャンネルにおけるアニメ専門チャンネルとして提供している。
配信作品数は22年3月末の885から23年3月末には1700まで増え、話数も1万4000話から3万1000話に大きく増えるなどコンテンツが充実。会員数も堅調に伸びるなど、ビジネス面での手応えを感じているという。
黒岩社長は、「アニメは、言語的な壁が音楽よりも低く、よりグローバルな展開に適している。日本と同程度の規模に成長している海外アニメ市場に向けた展開も検討を始めた」と述べた。
動画配信サービスとしては後発と言えるが、自前配信にこだわらず、Prime Videoチャンネルという既存プラットフォーム上で展開することで成果をあげてきた同サービスだが、海外展開も同様の手法で伸ばしていくのだろうか。
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1215億6100万円、営業利益33億8500万円、経常利益40億5500万円、最終利益27億4200万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860
会社情報
- 会社名
- エイベックス・ピクチャーズ株式会社
- 設立
- 2014年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 非公開
- 上場区分
- 未上場