【ゲーム株概況(5/23)】アク抜けのAimingが反発 『HIT2』繁体字版のネクソンも高い 目標株価引き上げでバンナム新高値も利食い売りに押される
5月23日付の東京株式市場は9日ぶりの反落。日経平均株価は、前日比129円05銭安の3万0957円77銭で取引を終えた。朝方は米国政府の債務上限問題への過度な警戒感の後退や為替の円安を手がかりに堅調だったが、テクニカル面から加熱感が出てきたこともあり、利益確定の売りに押された。買い遅れた投資家には押し目買いの機会と映ったもようで、引けにかけては下げ幅を縮小した。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、Aiming<3911>が4日ぶりに反発。前日5月22日に2023年12月期の第2四半期累計業績予想の下方修正を発表したものの、目先アク抜けとなったようだ。新作『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか バトル・クロニクル(ダンクロ)』の配信を8月に延期したため、としている。
ネクソン<3659>もしっかり。この日、MMORPG『HIT2』について、台湾、香港、マカオでリリースしたと発表した。圧倒的な規模感を誇るフィールドと攻城戦が特徴のモバイル、PC向け大型MMORPGだ。
このほか、業績改善のエヌジェイホールディングス<9421>が年初来高値を更新したほか、HEROZ<4382>、enish<3667>、gumi<3903>なども買われた。
反面、バンダイナムコホールディングス<7832>がさえない。岡三証券が同社株のレーティング「強気」の継続とし、目標株価を4167円から4700円に引き上げた。年初来高値を更新したものの、上昇が続いていたこともあって利食い売りに押された。
前日年初来高値を更新したガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が反落となったほか、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>やmonoAI technology<5240>、カバー<5253>などもさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 オーウェン・マホニー/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益3537億1400万円、営業利益1036億9600万円、最終利益1003億3900万円(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高136億6800万円、営業利益4億円、経常利益3億1500万円、最終利益6億100万円(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高8892億7000万円、営業利益1254億9600万円、経常利益1336億800万円、最終利益927億5200万円(2022年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832