コナミアミューズメントの2023年3月期(第68期)の決算は、最終利益が前の期比27.7%減の11億9900万円だった。前の期(2022年3月期)の実績は、最終利益が16億5800万円だった。本日(6月5日)付の「官報」に掲載された「決算公告」でわかった。
同社は、コナミグループ<9766>の「BtoB」ビジネス領域であるアミューズメントマシンを担当する事業会社。アミューズメントマシンの制作、製造、販売を手掛けている。
以下、コナミグループの決算報告より抜粋する。
アミューズメント施設向けビデオゲームでは、対局しながらキャラクターのリアクションや演出を楽しむことができ、さらに麻雀を覚えたい方向けの安心のサポート機能を備えた麻雀ゲーム「麻雀ファイトガール」が稼働を開始した。
メダルゲームにおいては、家庭用ゲーム「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」のゲーム性をもとにサイコロとすごろくの普遍的な遊びが楽しめるメダルプッシャーゲーム「桃太郎電鉄 ~メダルゲームも定番!~」、シリーズ10周年を迎えた「アニマロッタ」シリーズの最新作「アニマロッタ アニマと星の物語」が順次稼働を開始している。
また、パチスロ6.5号機として、「ボンバーガール」、「戦国コレクション5」を市場に投入した。アーケードゲームをPCやスマートフォンでいつでも楽しむことができるサービス「コナステ(KONAMI AMUSEMENT GAME STATION)」は、第4四半期に「フィーチャープレミアム」シリーズの2タイトルが追加した「コナステ メダルコーナー」を中心に堅調に推移している。
eスポーツでは、音楽とeスポーツを融合させたプロリーグ「BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-」において、昨シーズンの競技タイトル「beatmania IIDX」に加え、「SOUND VOLTEX」が新たな競技タイトルとなり、アミューズメント施設運営企業によりドラフト会議で選出したプロ選手達が熱い戦いを展開したレギュラーステージやファイナルは、大きな盛り上がりを見せた。
また、モバイルアプリ「麻雀格闘倶楽部Sp」を使用した「eMAH-JONG 麻雀格闘倶楽部 プロトーナメント」においては、選抜試験等により選ばれた一般プレーヤーと日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士によりハンデなしの熱戦が繰り広げられた。
なお、前期では製品投入時期の違いによる影響があった。
最終利益の推移は以下の通り。
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766
会社情報
- 会社名
- 株式会社コナミアミューズメント
- 代表者
- 代表取締役社長 沖田 勝典