『プロセカ』と『あんスタ』が23年1~5月の収益8000万ドル超と国内音楽ジャンルでトップ争い 3位に5000万ドルの大差 Sensor Tower調査
Sensor Tower(センサータワー)は、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(以下、プロジェクトセカイ)』と『あんさんぶるスターズ!!Music(以下、あんさんぶるスターズ)』が2023年1~5月で8000万ドル(113億円)以上の収益を上げており、国内の音楽ゲームジャンルで収益トップを争っている状況にあるとのレポートを公開した。いずれのタイトルも女性ユーザーが60%と高い点に特徴があるという。
レポートによると、2023年1月~5月の国内収益は、『プロジェクトセカイ』で8800万ドル(124億円)以上でトップとなったが、2位に付けた『あんさんぶるスターズ』で8500万ドル(120億円)近くと高水準で接戦となっているという。3位は『ディズニー ツイステッドワンダーランド』だが、2位との差は5000万ドル(70億円)と大きな差がある。
なお、同期間における日本のモバイルゲーム収益では、『プロジェクトセカイ』は12位、『あんさんぶるスターズ』は14位といずれもTop15圏内にランクインしている。また、日本だけでなく世界で展開されているが、両タイトルとも日本からの収益が90%を占めている状況にあるそうだ。
続いてユーザー層を見ていくと、両タイトルともに女性ユーザーの比率が高く、2023年1月~3月の日本のユーザー分布は、両タイトルとも男性が約40%、女性が約60%となっているそうだ。記者が個人的に驚いたのは『あんさんぶるスターズ』の男性比率が予想以上に高かったことだろうか。80%以上が女性と思っていた。
年齢別で見ると、『プロジェクトセカイ』では18-24歳の層、『あんさんぶるスターズ』では25-34歳の層が最も多い。両ゲーム共に、18-34歳の層を合わせると前者がおよそ50%、後者が60%以上となっており、若い世代からの支持を得ている。
このほか、セッション分析における費やした時間にも共通点が見えるとレポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は指摘する。Sensor Towerのデータによると、この2つのモバイルゲームの日本における週あたりに費やした時間を比較すると、週あたり1~10時間が最も多く、『プロジェクトセカイ』では24%、『あんさんぶるスターズ』では35%となっている。
詳細は下記レポートを確認してほしい。
【レポート】
プロセカとあんスタが音楽/リズムゲームジャンルで接戦、60%が女性ユーザーで2023年に収益8,000万ドル以上を記録
https://sensortower.com/ja/blog/two-strongest-mobile-music-rhythm-games