【ゲーム株概況(6/27)】SBI目標株価引き上げのフリューと岩井コスモ格上げのハピネットが高い 下方修正のNJHDは反応薄
6月27日の東京株式市場では、日経平均株価は4日続落となった。この日は、前日比160円48銭安の3万2538円33銭で取引を終えた。年金基金などのリバランスの売りが出ているとの観測がでているほか、春先からの株価上昇もあり、高値警戒感が根強く、上値では利益確定の売りが出やすくなっているという。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、フリュー<6238>が大幅高。SBI証券が同社株のレーティング「買い」の継続とし、目標株価を1800円から1920円に引き上げたと観測されている。
ハピネット<7552>も反発。岩井コスモ証券が同社の投資判断を「B+」から「A」に格上げし、目標株価を2100円から2500円に引き上げたと観測されている。サンリオ<8136>やタカラトミー<7867>、まんだらけ<2652>など外出機会やインバウンドの増加で恩恵を受けそうな銘柄も物色対象となった。
任天堂<7974>が続伸。イルミネーションと同社で共同で制作する『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』について、全世界の累計興行成績が13億3019万0524ドル(約1908億円)となり、1900億円を突破したことが明らかになった。
ネクソン<3659>がこじっかり。サウジアラビアの政府系ファンドであるパブリック・インベストメント・ファンドの保有株が8222万6400株から8854万8900株に増加したことが判明した。この日は年初来安値を更新したあと、プラスに転じた。
エヌジェイホールディングス<9421>はこじっかり。2023年6月通期の業績予想を下方修正し、営業利益を1500万円から2億5000万円の赤字としたが、反応薄だった。すでに23年6月期が終わりを迎えるなか、マーケットの関心は24年6月期の見通しに移っているとの指摘もあった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ハピネット
- 設立
- 1969年6月
- 代表者
- 代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3504億6100万円、営業利益86億7900万円、経常利益89億7400万円、最終利益65億8100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7552
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 三嶋 隆
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238
会社情報
- 会社名
- 株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 筒井 俊光
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9421