東宝<9602>は、この日(7月19日)、カカクコムの子会社でPR会社のガイエの全株式を取得し、子会社化すると発表した。全株式(2000株)を8月1日に取得する予定だ。取得価額は非公開。
同社は、2022年4月に策定した「TOHO VISION2032 東宝グループ 経営戦略」において、「Entertainment for YOU 世界中のユーザーに 感動を」をコーポレート・スローガンに、「企画&IP」「アニメーション」「デジタル」「海外」を成長戦略のキーワードとして、M&A を含む成長に向けた投資の促進を打ち出している。
ガイエは、映画作品のデジタル・プロモ―ションのパイオニアで、オンライン広告、ウェブパブリシティ、SNS 運用など、幅広いプロモーション手法を駆使できることを強みとして、様々な作品をヒットに導くことで映画業界に貢献しているという。
ここ最近、ガイエは東宝系作品の宣伝を請け負っていたが、東宝グループに迎え入れることで、同社の各事業領域において「デジタル」を活用した様々なシナジーが見込めるものと判断した、としている。
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602