モバイルファクトリー、6月中間決算は営業益31%増の4億8300万円と大幅増益…9周年を迎えた『駅メモ』が過去最高売上、各種IPコラボ奏功

モバイルファクトリー<3912>は、7月25日、2023年12月期 第2四半期累計(23年1月~23年6月)の連結決算を発表し、売上高16億1000万円(前年同期比7.9%増)、営業利益4億8300万円(同31.1%増)、経常利益4億7700万円(同29.6%増)、最終利益3億2800万円(同32.9%増)だった。

・売上高:16億1000万円(同7.9%増)
・営業利益:4億8300万円(同31.1%増)
・経常利益:4億7700万円(同29.6%増)
・最終利益:3億2800万円(同32.9%増)

 

同社では、「駅メモ!(ステーションメモリーズ!)」の売上が過去最高を更新するなど運営が好調だった、としている。9周年キャンペーンや各種IPコラボが奏功したという。外出機会の増加も追い風になっているのだろう。

 

・モバイルゲーム事業
売上高は14億4300万円(前年同期比10.8%増)となり、セグメント利益は4億9200万円(同10.3%増)となった。

モバイルゲーム事業における主力サービスの位置情報連動型ゲームでは、情勢に応じた柔軟な運営と収益の安定と強化を図るべく、ユーザーエンゲージメントを高めることに注力した。

「駅メモ!」及び「アワメモ!(駅メモ!Our Rails)」において、地方自治体や鉄道事業者との協業による地方創生、及び他社IPとのコラボイベントを実施し、例年通り周年記念施策を行った。

・コンテンツ事業
売上高は1億6600万円(同11.4%減)となり、セグメント利益は1億1300万円(同2.1%減)となった。

コンテンツ事業では、2022年12月にソフトバンクのAndroid端末向け定額アプリ提供サービス「AppPass」が終了するなどの影響により、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数は緩やかに減少している。

・ブロックチェーン事業
売上高は100万円(同62.2%減)となり、セグメント損失は1億2200万円となった。

ブロックチェーン事業では、QYSコインの「IEO」によるQYSコイン経済圏の形成を目指すにあたり、GMOコインと新規暗号資産販売の検討を行っている。

NFT関連事業では、「ユニマ」でNFTの販売を行っているが、選択と集中を行い方針を変更しており、ゲーム特化型NFTマーケットへリニューアルを予定している。

 

■2023年12月期の業績見通し

2023年12月期の業績は、売上高32億7000万円(前期比4.0%増)、営業利益8億9600万円(同3.7%増)、経常利益8億9600万円(同3.5%増)、最終利益6億2100万円(同11.4%増)、EPS78.69円を見込む。

・売上高:32億7000万円(同4.0%増)
・営業利益:8億9600万円(同3.7%増)
・経常利益:8億9600万円(同3.5%増)
・最終利益:6億2100万円(同11.4%増)
・EPS:78.69円

計画に対する進捗率は、売上高49.2%、営業利益53.9%、経常利益53.2%、最終利益52.8%となっている。

・売上高:49.2%
・営業利益:53.9%
・経常利益:53.2%
・最終利益:52.8%

※詳細は追記する形で報じる。

株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
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