サイバーエージェント、第3四半期のゲーム事業は赤字 『ウマ娘』反動減も「今後も多くの仕込みで長く愛されるIPに」(藤田社長) 新作は『FFVII』と『呪術廻戦』に期待
サイバーエージェント<4751>は、この日(7月26日)、第3四半期(2023年4~6月)のゲーム事業について、売上高が前年同期比27.0%減の337億円、営業損失1億6100万円(前年同期は98億9800万円の利益計上)と減収・赤字転落となったことを明らかにした。
藤田晋社長(写真)は、その要因について、周年イベントが重なった前四半期(2023年1~3月)からの反動減が想定以上だったことをあげた。特に『ウマ娘 プリティーダービー』が収益性に大きく影響したと述べた。
ただ、『ウマ娘』については、アニメシーズン3やNintendo Switch向けのゲームを控えているほか、「ここでは発表できないが、多くの仕掛けが用意されており、今後も話題に事欠かない、長く愛されるIPになるのでは」と述べた。
『ウマ娘』の開発元であるCygamesについても、「一つ一つの仕込みに時間が掛かるものの、非常に良いものを作る会社だ。長く愛されるIPとして『ウマ娘』は定着しており、今後の見通しは明るい」とコメントした。
また、新作タイトルとして、アプリボットが開発する『ファイナルファンタジーVII EVER CRISIS』と、サムザップの『呪術廻戦ファントムパレード』という大型タイトルを2023年内にリリースする予定だ。
「これ以外にも、未発表の大型タイトルが続々と控えている。長年にわたって仕込んできたゲームが日の目を見ることになる。こちらにも期待していただきたい」と述べてゲーム事業の説明を終えた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751