コロプラ、第3四半期(10～6月)決算は売上高2％減、営業益32％減に　第1四半期に実施した営業投資有価証券の減損処理の影響が響く

コロプラ<3668>は、8月2日、2023年9月期の第3四半期累計（10～6月）の連結決算を発表、新作『白猫GOLF』と『MONSTER UNIVERSE』の配信を開始したものの、第1四半期に実施した営業投資有価証券の減損処理の影響が大きく、大幅な減益となった。

売上高224億8300万円（前年同期比2.6％減）
営業利益19億8000万円（同32.8％減）
経常利益21億2200万円（同47.7％減）
最終利益12億4400万円（同55.1％減）

各セグメントごとの状況は以下のとおり。

①エンターテインメント事業　売上高219億8800万円（前年同期比3.3%減）、営業利益23億1900万円（同19.2%減）
売上の多くを占めるスマートフォン向けゲームでは、新作タイトル『白猫GOLF』および『MONSTER UNIVERSE』の配信を開始した。既存タイトルは、『ドラゴンクエストウォーク』（企画・制作：スクウェア・エニックス、開発：コロプラ）の安定的な運営に努め、グループの連結業績に貢献した。また、自社IPの『白猫プロジェクト』『アリス・ギア・アイギス』、そして新作の『白猫GOLF』が人気IPとのコラボイベントを実施するなど、ユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス提供を行った。

②投資育成事業　売上高4億9400万円（同49.1%増）、営業損益3億4100万円の赤字（前年同期7600万円の黒字）
グループ出資ファンドにおける営業投資有価証券の売却などによる収益が発生した。また、保有する営業投資有価証券の一部について減損処理を行った。

■2023年9月期予想は引き続き非開示

2023年9月期の業績予想については引き続き非開示。グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、としている。