クルーズ、第1四半期決算でGameFiの利益が243%増の2.8億円と大幅増…『PROJECT XENO』に「一定の手応え。今後も大きく伸びる可能性がある」
クルーズ<2138>は、この日(8月7日)、第1四半期(2023年4~6月)の連結決算で、GameFi事業のセグメント利益が前年同期比243.4%増の2億7800万円と大幅増益となったことを明らかにした。売上高は同12.5%増の9億4000万円と2桁の増収だった。
GameFi事業は、既存のゲーム事業にGameFi分野の事業を追加したセグメントで、第一弾ゲームプロジェクトとして、CROOZ Blockchain Labが参画する『PROJECT XENO(プロジェクトゼノ)』を5月10日にリリースした。
NFTを所持していなくても遊べるfree-to-play(無料プレイ)に対応しているほか、ゲーム内課金にも対応しており、ウォレットの開設やトークンの購入などを行わなくても、NFTを保有するユーザーと全く同じようにゲームを遊ぶことができる。
NFTを保有するユーザーとの違いは「Earnの機能があるかないか」のみで、キャラの強さなどに違いはないため、従来のスマートフォンゲームと同じ感覚で『PROJECT XENO』をプレイすることができるとのこと。
ゲームをまだリリースして間もないものの、App Storeセールスランキングで複数回、TOP50に入るなど、ゲーム内課金だけでも好調に推移していることが伺える(最高で37位)。
同社では、「比較的順調に推移しているため、GameFi事業への初めてのチャレンジとしては一定の手ごたえを感じている」とし、今後も大きく伸びる可能性があると期待を寄せた。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138