アクセルマーク、第3四半期決算は営業損失5100万円と赤字転落 広告の特需剥落と大規模投資で ブロックチェーンゲーム『トレサカJリーグ』は急成長

アクセルマーク<3624>は、8月10日、2023年9月期 第3四半期累計(22年10月~23年6月)の連結決算を発表し、売上高16億2100万円(前年同期比18.8%減)、営業損失5100万円(前年同期は300万円の利益)、経常損失5000万円(同100万円)、最終損失4700万円(同000万円の損失)だった。

・売上高:16億2100万円(同18.8%減)
・営業損失:5100万円(同300万円の利益)
・経常損失:5000万円(同100万円)
・最終損失:4700万円(同000万円の損失)

開発が本格化しているAI(人工知能)を活用した新たな広告配信プラットフォームの開発を進めている。また、事業拡大に向けて積極的な人員拡充や組織体制強化など、働く環境への投資を実施しており、企業成長の源泉である「人材」の力を最大限に引き出せるような人的資本経営の実現を通じ、企業価値向上につなげていく。

各セグメントの業績は、次のとおり。

■広告事業
広告事業の売上高は15億8300万円(同20.2%減)、セグメント利益は3800万円(同61.6%減)となった。中長期的な事業成長のための大規模なシステム開発を含む先行投資を実施している。

アドネットワーク「ADroute」は、コロナ特需の反動が継続していることに加え、一部大口顧客の出稿方針の変更があり出稿量の減少が発生した。運用代行サービス「トレーディングデスク」は、前事業年度の売掛債権管理の見直しに伴い売上高が減少している。また、システム等の受託開発、運営保守では、取引先から継続受注している。

■その他事業
その他事業の売上高は3700万円(同198.8%増)、セグメント損失は2100万円(同900万円のセグメント損失)となった。

ブロックチェーンゲーム関連では「Jリーグトレーディングサッカー(略称:トレサカJリーグ)」について、本ゲームの最大の特徴であるNFT化機能に加えて、オファー機能の大幅リニューアルにより、Free to Play and Earn(無料ではじめて楽しみながら稼ぐ)の体験の拡大をはかっていく。

なお、本ゲームは、プレイシンクが公益社団法人日本プロサッカーリーグとのIPに係るライセンス契約及び開発・運営を、同社がパブリッシングを担当している。

また、積雪深自動モニタリングシステム「YUKIMI」では、来シーズン(12月~3月)に向けて営業強化を図っており、各自治体に対して、内閣府より実施されているデジタルを活用した地方の社会課題解決・魅力向上の取り組みを支援する「デジタル田園都市国家構想推進交付金」を活用した取り組みの提案を行っている。

 

■2023年9月通期の見通し

2023年9月期の業績は、売上高25億円~30億円(前期比6.4%減~12.3%増)、営業損失2億0300万円~5100万円(前期は1300万円の利益)、経常損失2億0200万円~4900万円(同1000万円の利益)、最終損失2億0400万円~5200万円(同1億円の損失)を見込む。

・売上高25億円~30億円(同6.4%減~12.3%増)
・営業損失:2億0300万円~5100万円(同1300万円の利益)
・経常損失:2億0200万円~4900万円(同1000万円の利益)
・最終損失:2億0400万円~5200万円(同1億円の損失)

アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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