ガーラ、第1四半期(4~6月)決算は売上高22%減、1000万円の営業赤字を計上 前年同期にリリースしたHTML5ゲーム『Flyff Universe』のヒットの反動が影響
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ガーラ<4777>は、8月10日、2023年12月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、前年同期にリリースしたHTML5ゲーム『Flyff Universe(フリフユニバース)』の売上高が前年同期比で減少したことで減収となった。なお。今期は決算期変更に伴う変則の9ヵ月決算となる。
売上高5億4500万円(前年同期比22.2%減)
営業損益1000万円の赤字(前年同期1億3600万円の黒字)
経常利益900万円(前年同期比89.8%減)
最終利益100万円(同98.8%減)日本セグメントでは、連結子会社Gala Labが開発したスマートフォンゲームアプリ『Rappelz(ラペルズモバイル)』について、2021年10月にアメリカ・カナダでのサービス提供を開始したが、2022年11月にサービス提供を一時終了した。現在、『Rappelz(ラペルズモバイル)』にブロックチェーン技術を組み合わせてNFTゲーム/ブロックチェーンゲームにリニューアルし、グローバルエリアにおけるリリースに向けて準備を進めている。
NFTゲーム/ブロックチェーンゲームは、ゲーム内のアイテム等が暗号資産基盤技術であるブロックチェーン)により「NFT化」され、ユーザーがゲーム内で得たアイテムなどを暗号資産に変えて取引所等で売買が可能となる。これにより、ゲームの魅力をより高め、スマートフォンアプリ事業の収益化に向けて注力していく。サービス開始予定は、東南アジア、アメリカでの再リリースが2023年12月期の第2四半期、EU、台湾が2023年12月期の第3四半期を予定している。
韓国セグメントでは、2022年5月にサービス提供を開始したHTML5ゲーム『Flyff Universe(フリフユニバース)』について、売上高が堅調に推移しているものの、前年同期のサービス提供開始後の売上高が大きかったことから前年同期と比較して売上高(内部取引を含む)が減少した。現在、『Flyff Universe(フリフユニバース)』のHTML5ゲームの要素にブロックチェーン技術によるPlay To Earn(P2E)要素を組み合わせたNFTゲーム/ブロックチェーンゲーム『Flyff Universe(フリフユニバース)』を開発しており、2023年12月期の第3四半期のリリースを予定している。
スマートフォンアプリ事業では、現在、Gala Labがスマートフォンゲームアプリ『Flyff Legacy(フリフレガシー)』を提供しており、連結子会社Gala Mixが歩数計アプリ「winwalk(ウィンウォーク)」、スマートフォンアプリ「winQuiz(ウィンクイズ)」「Poll Cash(ポールキャッシュ)」を提供している。グローバルなネットワークを活かした多言語展開による配信を進めているが、前年同期と比較して売上高(内部取引を含む)が減少した。
オンラインゲーム事業では、Gala Lab.の主力ゲーム『Flyff Online(フリフオンライン)』と『Rappelz Online(ラペルズオンライン)』のサービス提供を行っている。現在、ライセンス展開およびチャネリング展開を進めているが、前年同期と比較して売上高(内部取引を含む)が減少した。
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■2024年3月期通期予想は引き続き非開示
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2024年3月期通期の連結業績予想については引き続き非開示。スマートフォンアプリ事業における、アプリの開発やダウンロード配信が予定どおりに進まない可能性や、ダウンロード配信開始後のアプリによる課金収入の予測が極めて困難であり、また、オンラインゲーム事業における、既存タイトルのバージョンアップによる業績予想が非常に難しく、HTML5ゲーム事業における開発が予定どおりに進まない可能性や課金収入の予測も極めて困難であり、当該事業を取り巻く環境の変化などにより損益が大きく変動する可能性が高く、適正な業績予想が極めて困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777