モイ、第2四半期(2～7月)決算は売上高1％減、営業益30％増に　上半期に予定していたマーケティング予算の一部を下期以降に再配分

「ツイキャス」運営のモイ<5031>は、9月13日、2024年1月期の第2四半期累計（2～7月）の決算（非連結）を発表、ポイント購入における決済手段比率の変化による決済手数料総額の減少などで売上高は微減となったものの、上半期に予定していたマーケティング予算の一部を第3四半期以降に再配分したこともあり、利益率が上昇した。

売上高32億300万円（前年同期比1.2％減）
営業利益1億900万円（同30.1％増）
経常利益1億1500万円（同36.7％増）
最終利益9200万円（同45.7％増）

第２四半期累計期間においては、同社の重要指標の一つである月間平均ポイントARPPU（課金ユーザー一人当たりの平均課金額）は6531円（前年同期比9.6%増）と堅調に推
移した。

また、実質売上総利益（同社が獲得する売上高合計から、収益化された配信者に対して支払う報酬額と、決済代行業者に対して支払う手数料を差し引いた金額）については、ポイント購入における決済手段比率の変化による決済手数料総額の減少と、配信者を毎月定額の会員費で応援することができる「メンバーシップ」の売上が引き続き成長したことなどの影響により、8億5739万円（同5.8%増）となった。

一方で、月間平均ポイントPU（課金ユーザー数）は前年度からの減少傾向を回復するには至らず、7万6000（同10.9%減）となり、その結果、「ツイキャス」のポイント販売売上は29億7600万円（同2.3%減）となった。

■通期業績予想は変更なし

2023年1月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高66億1000万円（前期比0.1％増）
営業利益7400万円（同28.5％減）
経常利益7400万円（同29.0％減）