【ゲーム株概況(9/21)】タカ派姿勢のFOMC受けて全面安 サイバーエージェントやコーエーテクモ、スクエニなど年初来安値続出 月次好調フリューも出尽くし
9月21日の東京株式市場は大幅続落となった。日経平均株価は、前日比452円75銭安の3万2571円03銭でこの日の取引を終えた。米国連邦公開市場委員会(FOMC)が年内の追加利上げを思わせる姿勢を示したことで売り優勢となった。ハイテク株や半導体関連株を中心に売られた。アジア株が軟調だったことも影響を与えたという。
こうしたなか、ゲーム関連株はほぼ全面安商状。「東京ゲームショウ2023」が開幕したものの、例年のように手がかり材料にはならなかった。
サイバーエージェント<4751>やグリー<3632>、エイチーム<3662>、coly<4175>、monoAI technology<5240>、コーエーテクモホールディングス<3635>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、壽屋(コトブキヤ)<7809>など年初来安値更新する銘柄が目立った。
2023年8月の月次売上高が好調だったフリュー<6238>は大幅安となった。株価推移を見ると、前日9月20日に続伸していたことから月次業績を期待した先回り買いが入っていたもようで、目先材料出尽くしと見た売りに押されたようだ。直近、循環物色で買われた銘柄の下落幅が大きかったようだ。
他方、9月期末の権利取りを意識した動きから、日本ファルコム<3723>やイー・ガーディアン<6050>などがこじっかり。今年の権利付き最終日は9月27日となる。このほか、Aiming<3911>やマイネット<3928>なども反発したが、自律反発狙いの買いまたはショートカバーと見られる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635