東宝のアニメ事業、8月中間決算は営業収入44%増の147億円と大幅増収…『呪術廻戦』と『ヒロアカ』中心に配信収入拡大、「SPY×FAMILY」ミュージカルも押し上げ
東宝<9602>は、本日(10月11日)発表した2024年2月期 第2四半期累計(23年3月~23年8月)の連結決算で、TOHO animationの営業収入が前年同期比43.5%増の147億5300万円と大きく伸びたことを明らかにした。
同社によると、『呪術廻戦』と『僕のヒーローアカデミア』中心に配信収入が75.5%増の53億9200万円と大きく伸びたほか、キャラクターライセンス、物販、パッケージ、劇場公開がぞれぞれ伸長した。
新たに演劇公演の収入10億5400万円も加わり、アニメ事業の収益を押し上げた。帝国劇場でミュージカル化された「SPY×FAMILY」と関連商品が貢献したという。
なお、国内外の別では、国内が28.4%増の97億1000万円と伸びたが、海外が85.8%増の50億4200万円と大幅増を達成した。
同社は、映画事業と演劇事業、不動産事業の3事業が柱となっているが、現在、アニメ事業を成長ドライバーと位置づけ、第4の柱に育てるために多面的・重層的・長期的なビジネス展開を図っていく、としている。
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602