【ゲーム株概況(10/11)】NJHDが3日続伸　『PROJECT XENO』のTVCM放映でクルーズは4日続伸　3Q決算が2ケタ営業減益のシリコンスタジオはS安

10月11日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比189.98円高の3万1936.51円で取引を終えた。中東の地政学リスクの高まりもあって米長期金利が低下したことで、主力の値がさ株を中心に買い戻しの動きが続いた。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、NJHD<9421>が3日続伸した。将棋の藤井聡太竜王の八冠挑戦が過去に子会社が関連タイトルを発売している同社の株価を刺激している側面に加え、受託開発した『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の収益貢献への期待が評価の底流にあるようだ。

また、子会社CROOZ Blockchain Labが参画しているプロジェクト『PROJECT XENO』のTVCMの放映や大規模広告プロモーションの展開を発表したクルーズ<2138>が4日続伸し、HEROZ<4382>やGENDA<9166>、ANYCOLOR<5032>なども買われた。

半面、シリコンスタジオ<3907>は朝方から売り物が殺到し、ストップ安まで売られた。シリコンスタジオは、前日発表した第3四半期決算が2ケタ超の営業減益での着地となったことが市場から嫌気されたようだ。

ほか、サイバーエージェント<4751>が年初来安値を更新し、東京通信グループ<7359>やIGポート<3791>、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>などが売られた。