KLabの決算説明資料より…大型タイトルは『ダンクロ』リリースで1本減の3本に 『EA SPORTS FCTactical』は 全世界で事前登録を開始

柴田正之 編集部記者
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KLab<3656>は、11月7日、2023年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表した。今回はその決算説明資料から同社の新作パイプラインの状況を見てみたい。

まず大型タイトルについては、8月24日に『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか バトル・クロニクル』(以下『ダンクロ』)がAiming<3911>より配信開始となったことで、進行中のタイトルは前四半期比1本減の3本となった。

なお、Electronic Arts(EA)と共同開発中の新作サッカーゲーム『EA SPORTS FCTactical』は 全世界で事前登録を開始した。本作は、EAからも「EA SPORTS FC」ブランドの最新作としてリリース予定であることが公開されており、KLabとしても「非常に期待できるタイトル」として位置づけているとのこと。

運営型カジュアルゲームは、前四半期と変わらず3本が開発進行中となっている。うち1本は子会社のグローバルギアが直近でリリースしたIPを活用したカジュアルゲームの実績をもとに、カジュアルゲームと相性の良いIPを用いたタイトルの企画を進行している。

支援モデルについても前四半期と変わらず「ジョジョの奇妙な冒険 黄金讃歌」のIPを用いたタイトルなど合計3本の開発が進行中となっている。なお、プロジェクト化見通しのタイトルも前四半期と同じく3本となっている。

子会社BLOCKSMITH&Co.によるブロックチェーンゲームは、現在クローズドα版のテストを実施中の『QAQA(カカ)』のβ版のリリースを11月下旬ごろに予定している。また、『QAQA』を活用したファンリレーションマーケティングの実施企業の獲得を積極的に実施しており、現在は13社が参画を予定している。

KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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