デジタルハーツHD、インドJSグループと合弁会社を設立&資本業務提携…インド中心にデバッグ事業、欧米メーカーの海外展開も支援
デジタルハーツホールディングス<3676>は、インドのJetSynthesys(JS インド)と合弁会社を設立するとともに、同社グループとの資本業務提携を行うと発表した。
JSグループは、本社をインドのマハラシュトラ州プネに有し、テクノロジー、ゲーム、ウェルネス及びエンターテインメント事業を展開している。ゲーム事業では、インド、日本、米国においてゲーム開発、パブリッシング、日米欧ゲームメーカーの海外展開支援、eSportsビジネス、新興ゲームスタジオへの投資及び支援ビジネス等を行っている。
今回、両社それぞれのノウハウやリソースを共有することで、エンターテインメント業界のユーザーに対して成長著しいインド市場への進出のための市場調査、インド向けゲーム企画、カルチャライズに関するコンサルティング、ローカライズを含むゲーム開発サポート等のソリューション強化・拡充を図る、としている。
第一弾として、インドゲーム市場及びグローバル市場におけるデバッグ事業を展開するための合弁会社を設立するとともに、JSジャパンのユーザーである欧米ゲームメーカーの海外展開支援に対する同社グループのソリューションの提供に向け、JSジャパンと資本業務提を行うことにした、としている。
※LQA…Linguistic Quality Assuranceの略で、翻訳したテキストや構成の品質を確認すること
■合弁会社設立について
・設立の方法
JS インドが本件を目的にインドに新会社を設立した後、その新会社が第三者割当増資により新規に発行する株式2万株を総額1億2400万インドルピー(2億2800万円)で取得する予定。これにより、新会社の2024年1月4日時点の発行済株式総数の50.0%を同社が保有する予定。
・設立する合弁会社の概要
・合弁相手先の概要
■資本業務提携について
・資本提携の内容
JS ジャパンが第三者割当増資により新規に発行する株式1,831株を総額3億0100万円で取得する予定。これにより、JS ジャパンの2024年1月4日時点の発行済株式総数及び潜在株式総数合計の9.5%を同社が保有する予定。
・業務提携の内容
今回の業務提携では、JS ジャパンが有する欧州・米国をはじめとする海外ゲームメーカーの顧客基盤と、同社グループが有するデバッグ、翻訳、LQA、ゲーム開発支援といったサービス提供力を融合させることで、両社のグローバル事業拡大を目指している。
・資本業務提携の相手先の概要
会社情報
- 会社名
- デジタルハーツ
会社情報
- 会社名
- 株式会社デジタルハーツホールディングス
- 設立
- 2013年10月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 二宮 康真
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高365億1700万円、営業利益30億円、経常利益31億5200万円、最終利益7億9900万円(202年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3676