GENDA、映画配給事業を行うギャガを買収 ギャガの有するコンテンツ調達力とエンタメ業界におけるネットワークを活用へ

  • GENDA<9166>は、11月20日、映画配給事業を行うギャガの発行済株式の78.05%を11月30日付で取得し、子会社化することを発表した。なお、ギャガは直前事業年度の純資産の額がGENDAの純資産の額の100分の30以上に相当し、同社の特定子会社に該当することになる。取得価額は非開示。

    ギャガは、2009年以降15年間で、米国アカデミー賞「作品賞」の受賞作を7本、2018年以降6年間でカンヌ国際映画祭最高作品賞である「パルムドール」の受賞作を4本配給していえる世界的にも類を見ない独立系配給会社のトップブランドであり、映像コンテンツ業界で強固なポジションを築きながらもそれに甘んじることなく、邦画、アニメ、ゲームコンテンツの企画製作や、TV アニメを含む国内作品の海外販売、配信各社への作品提供並びに「プラス GAGA」および「GAGA★ ONLINE STORE」などのECビジネスを展開する「マルチポートフォリオ戦略」を推進してきた。

    加えて、代表取締役社長CEOである依田 巽氏は映画業界に留まらずテレビ、出版及び音楽業界も含めたエンターテイメント業界内での高いプレゼンスを併せ持つことから、本件は、エンターテイメント業界に同社グループの新たなネットワーク構築の好機となることと考えているという。また、これらのネットワークは、同社グループが主軸として進めている「プライゲーム」など「IPを活用したキャラクター・マーチャンダイジング・ビジネスの拡大に寄与することが期待できる。

    今回の株式取得により、「世界一のエンターテイメント企業」を目指す同社グループが、ギャガの有するコンテンツ調達力とエンターテイメント業界におけるネットワークを活用し、これらを一層強固なものにすることで、新たなエンターテイメントを届けることを目指していくとしている。

    なお、連結業績への取り込みは2024年1月期の第4四半期からとなる予定であり、影響額については本日公表した修正後の連結業績予想に含めている。

 

 

会社情報

会社名
GENDA
設立
2018年5月
代表者
申 真衣
決算期
1月
直近業績
持株会社としてアミューズメント施設運営事業やアミューズメントマシンのレンタル事業、オンラインクレーンゲーム事業を展開するグループ各社の事業成長支援、経営管理を行っている。傘下にGENDA GiGO Entertainmentのほか、GENDA Games、エスピーエスエ、トーキョーキャラクターメーカーズや伍彩汇业(广州)贸易有限公司などがある。
上場区分
未上場
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