【ゲーム株概況(11/29)】enishが逆行高 CB発行による資金調達発表で希薄化懸念が意識されたサンリオは3日ぶりに反落 ユークスは5日続落して600円台割れに
11月29日の東京株式市場では、日経平均は3日続落し、前日比87.17円安の3万3321.22円で取引を終えた。朝安の後は押し目買いの動きとなり、プラス圏まで浮上したものの、大引けにかけては再び売り物に押される展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、enish<3667>が逆行高した。enishは、今冬リリース予定の「Roblox」向けアクションレースゲーム『ドラえもん のび太の ゴーゴーライド!』への関心が市場の評価の底流にあるようだ。
また、MIXI<2121>やAiming<3911>などが買われたほか、カバー<5253>が大幅続伸して年初来高値を更新した。
11月27日にAIを活用した各種ITサービスの提供およびコンサルティングを手掛けるエーアイスクエアの買収を発表したHEROZ<4382>は3日ぶりに反発した。
半面、前日11月29日に2028年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行して、約300億円を調達することを発表したサンリオ<8136>が希薄化懸念から3日ぶりに反落した。
一昨日、前日と連日のストップ安売り気配まで売られていたユークス<4334>は、5日続落となり、終値ベースで600円台を割りこんだ。
ほか、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>や円谷フィールズHD<2767>なども安い。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334
会社情報
- 会社名
- 株式会社サンリオ
- 設立
- 1960年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 辻 朋邦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高203億1500万円、営業利益59億6400万円、経常利益63億7400万円、最終利益49億1600万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 8136