gumi<3903>は、この日(12月8日)、第2四半期の決算発表で、新作『アスタータタリクス』の現状の評価と今後の立て直し策について発表した。すでに記事に掲載したように、同タイトルの収益が想定を下回ったほか、広告宣伝費の増加が負担になったことで、営業赤字転落の一要因になった。
同社では、同タイトルについてのリリース以来の評価については、課金率やARPPU(1人あたり平均課金額)が同社の運営タイトルと比較して同水準を維持しているものの、ユーザー数が大きく下回っている状況にあるとした。
事前登録段階や初期のプロモーションがうまくいかなかったのか、初期の流入ユーザーが他のタイトルに比べて少なかったとし、第3四半期中にゲームの機能改善を行ったうえで、第4四半期に大型IPコラボを行ってユーザーの大幅伸長を図っていく。コラボ先は後日発表する。
また、運用コストについても高い水準にあることから、コストの大きく下げる必要に迫られているという。4月までに運用クオリティを下げずにコストを下げる取り組みを行っていくとのこと。ユーザー数の拡大で売上を伸ばしつつ、費用を下げることで早期の黒字達成を目指す。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903