ポールHD、第3四半期(2~10月)決算はアクアプラスの子会社化による寄与などで過去最高の売上高を達成 特損計上で最終益は2.9億円の赤字計上に
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ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、12月12日、2024年1月期の第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表、アクアプラスの子会社化も寄与したメディア・コンテンツが売上を牽引し、過去最高の売上高を達成した。
一方、利益面は相対的に利益率の低いメディア・コンテンツの売上増加による原価の増加に加え、海外ソリューションの新規事業費用増加や拠点統合整備費用の増加などもあり、利益率が低下し、大幅な減益となった。
最終損益が赤字となっているのは、特別損失として投資有価証券評価損1億7700万円と、減損損失(のれん)3億1600万円を計上しているためとなる。
売上高342億6000万円(前年同期比13.7%増)
営業利益6億7700万円(同66.4%減)
経常利益8億1100万円(同66.2%減)
最終損益2億9100万円の赤字(前年同期5億4000万円の黒字)業務の種類ごとの状況は以下のとおり。
①国内ソリューション 売上高196億9000万円(前年同期比3.2%増)
Eコマース市場向けサービスで、主にデータアノテーション(タグ付け)やQRコード決済に関する業務が拡大した。また、人材定着のためのスタッフの正社員化・雇用化、受注拡大に備えた人材採用、拠点統合整備、ITシステム刷新を進めた。②海外ソリューション 売上高99億9400万円(同9.4%増)
円安も寄与し売上が増加した。また、事業拡大のための幹部人材、営業人材、開発人材の採用、さまざまな地域でスタッフを確保するために現地法人設立を推進した。③メディア・コンテンツ 売上高45億7500万円(同139.1%増)
第1四半期期間より、アクアプラスの業績が連結され、アプリゲーム『うたわれるもの ロストフラグ』などの売上が寄与した。ゲーム開発については、他社との共同開発にも取り組んでおり、出資した製作委員会からのレベニューシェアが発生した。また、HIKEでは、アニメ制作の受注を推進するとともに、制作能力拡大のためのスタジオ開設、人材採用・育成投資を進めた。 -
■通期業績予想を下方修正
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2024年1月期の連結業績予想については、第3四半期決算の開示と同時に下方修正を発表しており、以下のとおり。
売上高462億1700万円(前期比15.7%増)
営業利益6億4400万円(同76.4%減)
経常利益7億8800万円(同70.7%減)
最終損益5億1400万円の赤字(前期7億9500万円の黒字)
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657