【ゲーム株概況(12/28)】円高&材料難で手詰まりムード BCゲーム新情報のenishや銀英伝CBTのAimingに物色 目標株価引き下げのセガサミーさえない

12月28日の東京株式市場は5日ぶりの反落。日経平均株価は、前日比141円62銭安の3万3539円62銭でこの日の取引を終えた。為替の円高/ドル安の進行を嫌気し、売り優勢となった。年末相場で手がかり材料に乏しいうえ、市場参加者も少なく、方向感の乏しい、様子見ムードの強い相場だった。手詰まりムードのある中、材料の出た中小型株に短期資金が向かう場面も見られた。

こうしたなか、enish<3667>が続伸。寄り付きは安かったものの、徐々に買いが集まり、引けにかけて一段高となった。ブロックチェーンゲーム『De:Lithe Last Memorie』に登場する第五部隊「デュナミス」の情報と本タイトル初となるミュージックビデオを公開しており、期待感から買いが集まった模様だ。

Aiming<3911>も続伸。戦略シミュレーションゲーム『銀河英雄伝説 Die Neue Saga(略称:ノイサガ)』のクローズドβテストの開催を決定したことが引き続き材料視された。テストは3月実施を予定しているそうだ。ユークス<3911>も大幅高。『呪術廻戦ファントムパレード』が好調と伝えられているサイバーエージェント<4751>も高い。

他方、セガサミーホールディングス<6460>が3日ぶりに小反落。東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続しつつも、目標株価を4250円から2990円に引き下げたことが嫌気されたようだ。

gumi<3903>が反落。SBIホールディングス<8473>が同社株を300万株を上限として買い付けを行うと発表したことを手がかりに直近は買われていたものの、この日は利益確定の売りに押された。前日反発したモブキャストホールディングス<3664>も利食い売りに押された。壽屋<7809>やまんだらけ<2652>などもさえない。