タカラトミー、通期業績予想の修正を発表 売上高・営業利益・経常利益は過去最高業績を更新へ 約26億円の減損計上も最終利益は従来予想を据え置き

  • タカラトミー<7867>は、1月26日、2024年3月期の第3四半期期間(10~12日)において、減損損失26億7200万円を計上するとともに、2023年5月に公表した2024年3月期通期の連結業績予想の修正を発表した。

    修正された業績予想は、定番商品が堅調な推移や子会社タカラトミーアーツのガチャ事業の好調で売上高・営業利益・経常利益で従来予想を上回った一方、最終利益は前述の減損損失計上の影響もあって、従来予想を据え置く形になっている。

    売上高1950億円→2000億円(増減率2.6%増)
    営業利益135億円→170億円(同25.9%増)
    経常利益130億円→165億円(同26.9%増)
    最終利益90億円(据え置き)

    同社グループは、主力オペレーションであるTOMY Internationalの業績は堅調に推移しているが、Fat Brain Holdingsにおいては市場低迷の影響を受け、のれんを減損するに至った。一方で日本、アジア地域での玩具および玩具周辺事業が年末商戦においても引き続き堅調に進捗するとともに、特に小売事業キデイランドではインバウンドの影響やキャラクター玩具の販売が伸長した。

    さらに、 大人による購買拡大と幅広い商品展開によるガチャ事業を中心としたタカラトミーアーツが引き続き好調に推移し、売上高は前回発表予想を上回り過去最高の2000億円となる見込み。また、売上高の増加に伴い、営業利益と経常利益についも過去最高となる見込み。最終利益については、減損損失があるものの、経常利益までの増益影響により、前回発表の予想数値を確保できるものと見込んでいるとしている。

株式会社タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社タカラトミー
設立
1953年1月
代表者
代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
決算期
3月
直近業績
売上高1872億9700万円、営業利益131億1900万円、経常利益120億4300万円、最終利益83億1400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7867
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