CRI・ミドルウェア、第1四半期(10~12月)決算は売上高1%減、営業益3%減に アールフォース社のNextNinjaへの譲渡が影響
-
CRI・ミドルウェア<3698>は、2月8日、2024年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算を発表、アールフォース・エンターテインメントの全保有株式をNextNinjaに譲渡したことが影響し、減収減益となった。
売上高6億7300万円(前年同期比1.2%減)
営業利益3600万円(同3.3%減)
経常利益3700万円(同12.6%減)
最終利益2400万円(同34.1%減)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①ゲーム事業 売上高4億100万円(前年同期比17.6%減)、セグメント利益3800万円(同18.7%増)
同社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」などのライセンス売上は、国内ゲームタイトルの海外展開が増加したことにより、増加した。海外向けは、中国でのコンテンツ受託ビジネス、欧米でのライセンスビジネスが低迷し、減少した。ツーファイブが行う音響制作の売上は、効果音や楽曲などの制作業務が好調だったことにより、増加した。なお、ゲーム開発/運営の売上は、アールフォース・エンターテインメントの全株式を前期末に譲渡したことにより、なくなっている。②エンタープライズ事業 売上高は271,928千円(前年同期比39.7%増)、セグメント損失は2,486千円(前年同期は4,814千円のセグメント利益)
組込み分野の売上は、カラオケ案件を継続して受注したことに加え、電子玩具向けシステム開発案件が予定どおりに進捗したことにより、増加した。モビリティ分野の売上は、「CRI ADX Automotive(サウンド開発ソリューション)」のライセンス収入増により、増加した。クラウドソリューション分野の売上は、複数の顧客より受注した大型のシステム開発案件が堅調に推移したことにより、増加した。 -
■通期業績予想は据え置き
-
2024年9月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高30億3000万円(前期比1.3%増)
営業利益3億5500万円(同2.9%増)
経常利益3億8000万円(同0.2%増)
最終利益2億8500万円(同22.5%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高31億6700万円、営業利益3億6800万円、経常利益3億8300万円、最終利益3億400万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698