KADOKAWA、24年3月期の営業利益を178億円→158億円に下方修正…ゲームとアニメ想定上回るも出版が市場縮小に直面、ところざわサクラタウン減損24億円の可能性も
KADOKAWA<9468>は、2月8日、2024年3月期の連結業績予想の下方修正を行い、売上高2524億円(前回予想2511億5000万円)、営業利益158億円(同178億円)、経常利益158億円(同182億円)、最終利益74億円(同109億円)、EPS55.10円(同78.05円)とした。
・売上高:2524億円(前回予想2511億5000万円)
・営業利益:158億円(同178億円)
・経常利益:158億円(同182億円)
・最終利益:74億円(同109億円)
・EPS:55.10円(同78.05円)
従来予想からの修正率は、売上高0.4%増、営業利益11.2%減、経常利益13.2%減、最終利益32.1%減となっている。
・売上高:0.4%増
・営業利益:11.2%減
・経常利益:13.2%減
・最終利益:32.1%減
第3四半期累計において、人気IPのメディアミックス進展によるアニメ事業の伸長を主因として、映像セグメントが好調に進捗していることに加え、ゲームセグメントでは2023年8月に発売した新作『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』の販売が当初の想定を上回って推移している。
一方で出版セグメントでは、国内市場が想定以上に縮小したことや新物流設備の稼働初期におけるトラブルによる出荷減の影響があったこと、海外事業において過去数年の急激な需要増の反動が継続していることなどにより、利益面では期初想定を下回って推移しているという。
さらに、第4四半期における教育・EdTech事業での追加投資や一部事業構造改革の可能性を特別損失として織り込む。事業構造改革については、ところざわサクラタウンの一部事業における減損損失(24億円)の可能性を織り込んだという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468