セガサミーHD、第3四半期の「コンシューマ分野」は営業益58%減の139億円と大幅減益…一部フルゲーム新作が軟調、F2P漸減
セガサミーホールディングス<6460>は、この日(2月9日)、第3四半期累計(23年4~12月)の決算で、コンソールゲームやスマホゲームなどを含む「コンシューマ分野」の売上高が前年同期比3.9%増の1481億円、営業利益が同58.3%減の139億円と大幅な減益となった。
主力のフルゲームは、新作タイトル『ソニックスーパースターズ』『龍が如く7外伝 名を消した男』『ペルソナ5 タクティカ』などを発売したが、一部タイトルが軟調だった、としている。
新作の売上高は、前年同期比17.6%減の275億円だった。販売本数は527万本と、前年同期の697万本を大きく下回った。
リピートタイトルは同17.8%増の257億円と堅調だったとのこと。販売本数を見ると、1383万本となり、前年同期の1377万本をわずかに上回った。
すでに報じたように、「F2P」の売上高は同14.7%減の401億円だった。『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』と『ONE PIECE バウンティラッシュ』がけん引したとのこと。
リリース年別の売上推移を見ていくと、全体的に経年とともに売上をジリジリと落としていく中、新作のリリースでカバーできない状況になっていることが伺える。
なお、第2四半期から連結に加わったRovio(ロビオ)は、第2四半期では売上高34億円、第3四半期では96億円の売上寄与だったという。「コンシューマ分野」の増収229億円のうち130億円分を同社が押し上げた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460