【ゲーム株概況(2/14)】発行済株式総数の32.7%という大規模な自社株買いを発表のクルーズがS高 1Q決算がQonQで増収増益となったBOIは上げ幅を拡大して3日続伸
2月14日の東京株式市場では、日経平均は4日ぶりに反落し、前日比260.65円安の3万7703.32円で取引を終えた。1月の米CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回ったことで利下げ観測が後退し、米市場が急落した流れが国内にも波及した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、クルーズ<2138>に朝方から買いが殺到し、ストップ高比例配分となった。クルーズは、前日2月13日に発行済株式総数の32.7%に当たる364万株、20億円を上限とした大規模な自社株買いを発表したことが市場の強い関心を集めたようだ。
また、マイネット<3928>がストップ高した。マイネットは、同じく2月13日にコンサルティング事業を行う子会社DigonがAIソリューション事業を行うSparticleと業務提携し、AI開発を実施すると発表したことが株価の評価材料となったようだ。
ほか、第1四半期決算が四半期推移(QonQ)で増収増益となったバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が上げ幅を拡大して3日続伸し、KLab<3656>やenish<3667>、ドリコム<3793>なども買われた。
岡三証券が投資判断「強気」を継続し、目標株価を9300円から1万2000円に引き上げた任天堂<7974>は4日続伸し、昨年来高値を更新した。
半面、第2四半期決算が減収減益となったブシロード<7803>がストップ安まで売られ、モブキャストHD<3664>やグリー<3632>などが安い。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974