Aiming椎葉社長、『カゲマス』は「誰も想像しなかった大きな成功」 アニメ放送後も強さ維持 『ダンクロ』PS版は「それなりの売上を期待」

Aiming<3911>の椎葉忠志社長(写真)は、昨日(2月14日)に開催した2023年12月期の決算説明会において、『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン(カゲマス)』について、「おそらく誰も想像しなかったほどの大きな成功を収めた」と総括した。先日のKADOKAWA<9468>の決算発表でも増収で収益貢献した旨のコメントが出ていた。

2023年10月から放送されたアニメ第2期だけでなく、ゲームの評価も高く、すべての数字が改善しているという。アニメは第2期、第3期と続いていくと、視聴者が増えていかず、連動するアニメIPのゲームも新規獲得で苦労していくものだが、『カゲマス』はアニメ放送後も継続して強い数字を出しているという。

ゲームアプリについては、アニメ作品を補完するコンテンツという位置づけになっている側面もあるが、『カゲマス』単体でも十分に楽しめる作品に仕上がっているとし、Aimingの柱として今後もコンテンツをしっかりと充実させていきたい、と引き続き注力する考えを示した。

また、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか バトル・クロニクル(ダンクロ)』については、初動こそ好調だったが、その勢いが続かず減衰が激しく、苦しい状況にあるという。ただ、2月14日よりリリースしたPS4とPS5向けは「それなりの売上を期待している」。

アクションゲームということでコントローラーで遊ぶのにより適しているだけでなく、プレイステーションの無料タイトルでIPタイトルは少なく注目を集めやすいためだ。ただ、広告宣伝費など多額の費用を用意して大きく飛躍させるのではなく、ゲーム内の改善を地道に進めて堅実に運営していくフェーズだと述べた。