Aimingとコロプラが資本業務提携 Aimingがコロプラより16.4億円の資金調達 スマホゲームの共同開発や人材リソースの相互利用を推進

Aiming<3911>は、この日(2月21日)、コロプラ<3668>と資本業務提携を行うことを明らかにした。Aimingは、コロプラを割当先として第三者割当増資を行い、概算で16億4300万円の資金調達を行う。発行価額は1株あたり253円で、議決権割合で14.0%に相当する653万6800株を発行する。払込期日は3月8日の予定。調達した資金は、新作スマートフォンゲームの開発、運営費用に充当する予定だ。ゲーム制作に関わる人材の確保のための資金等に1億14300万円を、運営に必要なプロモーションやマーケティングのための資金5億円を充当する。2024年3月~7月に支出する。

また、業務提携については、それぞれのオンラインゲーム事業の成長を図るため、オンラインゲーム開発に必要な人材などのリソースを相互に利用するとともに、新規オンラインゲームの共同開発等の業務提携を推進していく。そして、こうした取組みを促進するため、両社は双方の取締役が出席する会議でオンラインゲーム開発及び配信に係る情報交換を定期的に実施していく。

同社は、提携に至った経緯についても説明した。コロプラとは2023年2月頃より意見交換を行っており、ゲームのラインナップを拡充する一方で、国内外のゲームタイトルが乱立する市場の中で勝ち残っていくため、他社との提携によるシナジーを活かしたビジネススキームの構築、ゲーム開発の効率化、広告宣伝費の適正化を同時並行で行う必要があると判断した、としている。また、コロプラもAimingとの資本業務提携を通じて、ゲーム開発力の強化を図ることができると感じたという。

また、Aimingにとっては、今回の資金調達で財務体質の強化も図ることができる。2022年12月期末に52億円あった現預金は2023年12月期末には28億円まで減っていた。

2023年8月にリリースした『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか バトル・クロニクル』は投下した広告宣伝費に比して売上高が想定より伸びず、さらに新規ゲーム開発にかかるコストが増加したことにより、2023年12月期は営業損失13億0900万円、最終損失22億2700万円となった。そして、2022年12月期末に52億円あった現預金は2023年12月期末には28億円まで減っていた。

 

【大株主の状況】

※みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託0730038号、みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託0730039号については、椎葉忠志氏が委託した信託財産で、議決権行使に関する指図者は同氏にある。このため、18.47%を保有することになり、筆頭株主は同氏で変わりはない。

株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る
株式会社Aiming
http://aiming-inc.com/
自分たちの面白いをカタチに変える
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会社情報

会社名
株式会社Aiming
設立
2011年5月
代表者
代表取締役社長 椎葉 忠志
決算期
12月
直近業績
売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3911
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