【決算カレンダー】ゲーム関連の2023年12月～24年2月決算発表が本日10日のケイブを皮切りに本格化　ゲーム関連事業の再編・拡大が進むテンダに関心

ゲーム・ネット関連企業の2023年12月～2024年2月決算の発表が本日4月10日～来週15日にかけて続々と発表される。発表の集中日となるのは、12日でこの日はIGポート<3791>やエディア<3935>、テンダ<4198>などが発表を予定している。

業績面での変化、ゲーム関連事業の比重増加という点で注目されるのはテンダだろう。テンダは、子会社テンダゲームスが3月1日付けでX-VERSE PLUSを吸収合併するなど、旧モブキャストゲームスの運営・開発タイトルを取り込んだ格好だ。これにより、『炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章』『ガールズ＆パンツァー 戦車道大作戦！』『キングダム 乱 -天下統一への道-』『リコリス・リコイル 千束＆たきなアラーム』、そして『信長の野望·天道』IP許諾タイトルの合計5タイトルが加わっており、今期にどの程度貢献してくることになるのか、まずは注目される。

本日10日に発表を予定するケイブ<3760>は、2022年9月1日付でのでらゲーを連結子会社化で業績の急変貌を遂げたが、次の成長に向けた一手に関心が募る。直近では、でらゲーがテレビ朝日と共同開発中の新作スマートフォンゲーム『メテオアリーナ』の事前登録が1月5日より開始となっており、その開発動向にも関心が募るところ。なお、この第3四半期は直近のMIXI<2121>の決算動向を見ると、『モンスト』の10周年イベント開催の影響も寄与が期待されるところか。