東宝<9602>は、この日(4月15日)、2024年2月通期の決算で、アニメ事業の営業収入が前の期比90.7%増の462億6900万円と大きく伸びたことを明らかにした。日本国内で98%伸びたほか、海外でも78%伸びるなど国内外で大きく成長した。配信から配分金まですべてのソースが前年比でプラスを記録するなど好調だった。
そのなかでも伸びが目立つのは劇場公開で、同174.9%増の91億7400万円と急拡大した。『劇場版 呪術廻戦0』が前の期は稼働したが、この期は『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』と『劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦』が大きく貢献したという。
主力の配信も同97.1%増の184億3000万円と引き続き伸びた。『SPY×FAMILY』『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』が大きく伸長したという。『呪術廻戦』『ハイキュー!!』などを中心にキャラクターライセンスや商品物販も伸びた。
このほか、配分金その他は同53.6%増の35億7000万円と大幅増となった。TOHO Games『呪術廻戦 ファントムパレード』が好調だったほか、『SPY×FAMILY』『刀剣乱舞』『呪術廻戦』の配分金が貢献した。
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602