買取王国、24年2月期決算は売上高15%増の67億3900万円、営業利益28%増の4億9500万円と増収増益

買取王国<3181>は、4月15日、2024年2月期(23年3月~24年2月)の決算を発表し、売上高67億3900万円(前の期比14.9%増)、営業利益4億9500万円(同27.9%増)、経常利益5億2300万円(同24.5%増)、最終利益3億6000万円(同31.6%増)と増収増益を達成した。

・売上高:67億3900万円(同14.9%増)
・営業利益:4億9500万円(同27.9%増)
・経常利益:5億2300万円(同24.5%増)
・最終利益:3億6000万円(同31.6%増)

2023年1月から単月売上が当該月の過去最高を更新し続けているなど売上が好調だったようだ。

 

■事業概況

商品政策では、法人買取、宅配買取、催事買取、海外仕入など商品調達ルートを増やし、全体の商品調達力を高める取組みをしている。

店頭の買取サービスに関しては、ユーザーの要望に応えるために、一括買取を取り入れ、買取品目の幅を広げるなどの施策を実施している。待ち時間の短縮や持ち込み易さなどを追求して、ユーザーの利便性改善に努めてきた。

店舗政策においては、見やすい・探しやすい・手に取りやすいという標準化を推進し、ユーザーが再来店したくなる魅力的な売場づくりに注力している。また、理論知識だけではなく、実践・検証を組み込んだ売場改善研修を継続的に実施してきた。

総合リユース買取王国業態では、2023年3月3日に、買取王国港店(名古屋市港区)、2023年3月18日に、買取王国多治見店(岐阜県多治見市)がリニューアルオープンした。

また、ユーザーに認知されやすいように、買取王国高畑店(名古屋市中川区)、買取王国守山大森店(名古屋市守山区)及び買取王国岐阜河渡店(岐阜県岐阜市)の外装リニューアルを実施した。

工具買取王国業態では、新たな試みとして、工具買取王国鈴鹿白子店(三重県鈴鹿市)に従来顧客との親和性が高い釣具専門売場を併設し、工具&釣具買取王国第1号店として2023年12月1日にリニューアルオープンした。出店状況では、店舗開発部門が出店方針等を勘案しながら、精力的に開発活動をしてきた。

このほか、モノドネ事業がサカイ引越センターと業務提携し、引っ越しする人の不用品を寄付につなげていく内容で提携した。さらにテイツーとはフランチャイズ契約を結び、買取王国港店の店内にふるいち港店をオープンした。

その他に、営業企画部門を新設し、計画的にさまざまなイベントを企画・開催し、ユーザーが楽しめる店舗づくりに推進してきた。

 

■2025年2月期の業績見通し

2025年2月期の業績は、売上高71億6500万円(前期比6.3%増)、営業利益5億1000万円(同3.0%増)、経常利益5億4900万円(同4.9%増)、最終利益3億8900万円(同8.1%増)、EPS107.02円を見込む。

・売上高:71億6500万円(同6.3%増)
・営業利益:5億1000万円(同3.0%増)
・経常利益:5億4900万円(同4.9%増)
・最終利益:3億8900万円(同8.1%増)
・EPS:107.02円