アクセル、2024年3月期決算は営業利益50%増の24億円…パチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSI好調

アクセル<6730>は、5月9日、2024年3月期(23年4月~24年3月)の連結決算を発表し、売上高175億7000万円(前の期比21.4%増)、営業利益24億2600万円(同50.3%増)、経常利益24億4900万円(同35.1%増)、最終利益17億7100万円(同30.9%増)だった。

・売上高:175億7000万円(同21.4%増)
・営業利益:24億2600万円(同50.3%増)
・経常利益:24億4900万円(同35.1%増)
・最終利益:17億7100万円(同30.9%増)

主力のパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIの受注、販売が好調だった、としている。その一方で、新規事業として、AIやブロックチェーン関連の投資も行った。

【LSI開発販売関連】
LSI開発販売関連は既存事業であるパチンコ・パチスロ機向け製品で構成されており、売上高は前期比30億8500万円増(同22.3%増)となる169億3700万円、セグメント利益は同9億0300万円増(同32.4%増)となる36億8800万円となった。

製品別では、主力製品であるパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIは、前期に比較して約12.9万個増加となる約64万個の販売となった。

また、新規販売ベースでのメモリモジュール製品は、前期を下回る販売数となったが、メモリ容量の大きい高単価製品の販売比率が増えたため、売上高は前期を上回った。

なお、当期末の同セグメントの受注残高は145億4300万円となっている。

【新規事業関連】
新規事業関連は組み込み機器向けグラフィックスLSIに加え、AIやブロックチェーン等の先進技術を活用した新規事業領域に向けたスタートアップ事業であり、AI領域での売上高を中心に、売上高は前期比1000万円増(同1.6%増)となる6億3200万円、セグメント損失は同2400万円減(前期は4億0500万円の損失)となる3億8100万円となった。

 

■2024年9月期の業績見通し

2024年9月期の業績は、売上高133億円(前期比24.3%減)、営業利益11億円(同54.7%減)、経常利益11億円(同55.1%減)、最終利益7億7000万円(同56.5%減)、EPS70.41円を見込む。

・売上高:133億円(同24.3%減)
・営業利益:11億円(同54.7%減)
・経常利益:11億円(同55.1%減)
・最終利益:7億7000万円(同56.5%減)
・EPS:70.41円

株式会社アクセル
https://www.axell.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社アクセル
設立
1996年2月
代表者
代表取締役社長 松浦 一教/代表取締役副社長 斉藤 昭宏
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
6730
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