バンナムHD、「ガンプラは需要が供給を上回る状況が続いている」 新工場は次期中計以降に本格稼働 アニメと連携して海外展開も強化
バンダイナムコホールディングス<7832>は、2024年3月期の決算説明会で、機動戦士ガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」の需要と供給のバランスについて質問を受けると、「引き続き需要が供給を上回っている状況にある」と回答した。
需要超過という状況に対応するため、現工場のバンダイホビーセンターに加えてグループ会社のほかの拠点やパートナー企業でも生産するなど、生産体制の増強に努めているという。
プラモデルの新工場の本格稼働については、次期中期計画以降になるとした。現在の中期計画は、2025年3月期が最終年度であり、2025年4月以降に稼働になるようだ。
したがって、新工場が本格稼働するまでの期間は、生産効率をあげることで対応していくとのことだ。
「機動戦士ガンダム SEED FREEDOM」は、ガンダム映画史上最高の興行成績を記録したが、今期は北米やアジア、オセアニア、中東など、80以上の国や地域で展開していく。
こうした動きと連携してガンプラの商品展開を図っていく考えだ。直近ではガンプラの仕向地ベースでの海外比率は全体の50%を超えているとのことで、さらに伸びが期待される。
同社では、ガンプラをまだ提供できていない国や地域が多数あるとし、生産体制をさらに強化することで、今後もさらに成長していくこと可能と見ている、とした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- 株式会社BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)
- 設立
- 2018年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 榊原 博
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1815億9300万円、営業利益312億2700万円、経常利益318億2500万円、最終利益225億3300万円(2023年3月期)