【人事】CyberFight、CA副社長の岡本保朗氏が社長就任へ WWEとの関係強化や協賛企業獲得、ABEMAでの生中継強化も発表 グループシナジーも追求

サイバーエージェント<4751>のプロレス事業子会社であるCyberFightは、この日(5月16日)、2024年6月1日付で、サイバーエージェント副社長の岡本保朗氏が代表取締役社長に就任することを発表した。岡本氏は「このお話をいただいたとき、プロレスを見ていても仕事だと言えるのはラッキーだと思った(笑)」と心境を語りつつ、「前任の高木さんも業界一番の会社にするという目標でやってこられたが、みなさんと業界No.1の会社を目指したい」と抱負を述べた。リング上での試合に関してはスタッフと選手に任せ、自身は経営面やグループシナジーを活かすことに注力したい、と述べた。

各団体の運営は現体制を維持し、DDTプロレスリングは髙木規氏(リングネーム:髙木三四郎)・西垣彰人氏(リングネーム:彰人)、プロレスリング・ノアは武田有弘氏・丸藤正道氏が携わり、各団体のカラーを活かして活動しながら、プロレス業界を代表する会社となることを目指す、としている。また、3つのお知らせとして、WWEとノアとの関係強化や新規協賛企業の獲得、ABEMAでの生中継の強化を行っていくことを明かした。

CAグループとのシナジーについて聞かれると、協賛企業の獲得や3団体それぞれのファンが一つのプラットフォームに入れること、グッズや映像などのクリエイティブ面でバックアップが受けられることをあげた。さらにネットを使ったプロモーションの改善や、ネットを使った未来の選手を発掘するスカウティングも可能との見方を示した。

業績面では、23年9月期決算は最終損失1億0400万円で債務超過となっている(関連記事)。厳しい数字だが、「観客動員は足元では伸びている」。ただ「我々はチャレンジャー。足元の収益ばかりを見て縮小均衡に入ると、(試合内容だけでなく)ビジネス的にも将来の可能性が失われる可能性がある。攻めと守りのバランスを考えて決断していきたい」とした。

 

■岡本保朗 新代表取締役社長コメント全文

CyberFightのファンの皆様、日頃よりご支援をいただき、ありがとうございます。
この度、CyberFightの代表取締役社長に就任することとなりました。
2017年にDDTプロレスリング、2020年2月にプロレスリング・ノアがサイバーエージェントグループに参画し、2020年9月の経営統合後は株式会社CyberFightとして、ファンの皆様に喜んでいただける興行やサービスの拡充が行われてきました。
これまでCyberFightを率いてきた髙木社長には心より感謝しています。
CyberFightの各団体がこれまで培ってきた歴史と伝統を尊重しながら、さらなる飛躍を遂げられるよう尽力し、業界ナンバーワンを目指してまいります。
これからも皆様の変わらぬご支援、ご声援を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

■会社概要

【社名】
株式会社CyberFight

【新体制始動日】
2024年6月1日

【所在地】
東京都新宿区新宿2-1-2

【役員】
代表取締役社長:岡本保朗
取締役副社長:髙木規(リングネーム:髙木三四郎)
取締役副社長:丸藤正道
取締役:武田有弘
取締役:西垣彰人(リングネーム:彰人)

【事業内容】
スポーツ等興行団

株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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株式会社CyberFight(サイバーファイト)

会社情報

会社名
株式会社CyberFight(サイバーファイト)
上場区分
kimura
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