【ゲーム株概況(5/27)】東京通信Gが「IDOL 3.0 PROJECT」新施策手がかりにストップ高 野村格下げのコーエーテクモが年初来安値更新

5月27日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前日比253円91銭高の3万8900円02銭でこの日の取引を終えた。前週末の米国市場がハイテク株が買われた流れを好感し、指数寄与度の大きい半導体関連の一角を中心に物色する流れとなった。

こうしたなか、ゲーム関連株をみると、東京通信グループ<7359>がストップ高。秋元康氏総合プロデュースのアイドル創造プロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」にかかるWeb3.0領域に関連する施策を発表したことが手がかり材料となったという。

コロプラ<3668>も続伸。グループ会社であるBrilliantcryptoが本日5月27日よりCoincheck IEOで、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)の申し込み受付を開始し、その総額が13分で調達目標金額の15億1200万円を突破したと発表した。

また、決算発表が一巡し、証券会社などによる決算レポートも手がかり材料となった。

コーエーテクモホールディングス<3635>が年初来安値を更新野村證券が同社株のレーティングを「バイ」から「ニュートラル」に格下げするとともに、目標株価を2500円から1550円(※)に引き下げたと観測されている。

東宝<9602>が続伸。岡三証券が同社株のレーティングを新規「強気」、目標株価6600円でカバレッジを開始したと観測されたる。また同社の買収したサイエンスSARUが「攻殻機動隊」新作TVアニメシリーズの制作を担当するとの発表も。

タカラトミー<7867>が続伸。東海東京証券が同社株のレーティング「アウトパフォーム」の継続とし、目標株価を3450円から3610円に引き上げたと観測された。

東映アニメーション<4816>が反発。SBI証券が同社株のレーティングを「中立」から「買い」に引き上げた一方、目標株価を3822円から3700円に引き下げたと観測された。

このほか、スピード調整に入っていたcoly<4175>に押し目が入って反発した一方、アイビス<9943>やアエリア<3758>、サイバーエージェント<4751>が売られた。

※初出時1150円と誤って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。