【レポート】SCRAP、TVアニメ「葬送のフリーレン」とのコラボ脱出ゲーム「千年の夢からの脱出」は原作好きも謎解き好きも大満足の内容に!


SCRAPは6月19日、リアル脱出ゲーム原宿店においてTVアニメ「葬送のフリーレン」とコラボしたリアル脱出ゲーム×葬送のフリーレン「千年の夢からの脱出」の先行体験会を実施。本稿ではリアル脱出ゲームと「葬送のフリーレン」のコラボがどのようなものになったのか、その様子をレポートしていく。

■フリーレンが深い眠りへ。ひとりの魔法使いとして救出に向かう!

3月22日まで放送されたTVアニメも好評で、幅広いファン・視聴者に支持された「葬送のフリーレン」とSCRAPのコラボ公演。今回先行体験会が行われたのは、実際に公演場所となるリアル脱出ゲーム原宿店だ。



本公演は6人1チームで行う。会場に入るとテーブルとその上にはタブレットと冊子が置かれていた。着席後周囲を見渡してみると、宝箱のようなものや名前の書かれた部屋のようなものも見受けられる。公演中はテーブル上で謎を解きつつ、会場内のいたる場所に足を運ぶことになりそうだ。


▲こちらが案内されたテーブル。タブレットと冊子、そして筆記用具が置かれている。

公演の内容は、魔族のトラオムの攻撃を受け眠りについてしまったフリーレンを夢の中から救出するというもの。参加者は魔法使いとなり、謎を解きながらフリーレンを目覚めさせるために奔走することになる。


▲司会を務めてくれたのは小日向真芽さん。


▲フリーレンとともに旅をするフェルンやシュタルクも登場。もちろん映像はフルボイスで、本作のオリジナルストーリーが展開する。


▲フリーレンを眠りに誘った魔族のトラオム。

参加者である魔法使いの得意とするのは、ズバリ「他人の夢に潜る魔法」。フリーレンの夢の中へと潜るわけだが、そこでは様々な障害が待ち受ける。ここからはネタバレになってしまうので、気になる方はぜひ公演に参加して体験していただきたい。

ただ、謎解きが楽しめるのはもちろんのこと、コラボ元である「葬送のフリーレン」の世界観表現や没入感はかなりあることは間違いない。参加者は魔法使いという設定もそうだが、各所に「フリーレンらしい」演出や魔法が登場するなど世界観にどっぷり浸れる作りになっていると感じた。ストーリーもよく練られており、参加者が登場人物のひとりとなって行動するという背景も相まって引き込まれる。心の琴線に触れるストーリーは、ここでしか体験できない貴重なものだろう。



▲会場内には世界観に没入させてくれるような仕掛けがある。

さて、今回は先行体験会に11チームが参加したのだが、脱出成功となったのは2チームのみであった。この結果から見ても分かるとおり、謎解き部分は決して生易しくはない。常日頃から謎を求めている方々も満足できるようなクオリティになっている。

幸いにも筆者のチームはギリギリ脱出に成功したのだが、ひらめきはもちろん「情報共有」「役割分担」がうまくできたところが大きい。これから参加しようとしている方は、これらを意識しておくとよいだろう。

「葬送のフリーレンが好きだけど、謎解きできるかが心配」という方もいると思う。ただ公演中いつでも見られるヒントが用意されているので、その心配は不要だ。謎解きが好きな人も「葬送のフリーレン」が好きな人も双方楽しめる内容になっているため、気になる方は本公演に参加してみていただきたい。



ちなみに本公演はグッズも展開。会場では「葬送のフリーレン」らしい魔法の名を冠した各グッズを購入できる。脱出成功、失敗に関わらず、その日の記念に購入してみてはいかがだろうか。






©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
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