【ゲーム株概況(7/24)】日経平均は2年9ヵ月ぶりの6日続落 「プレミアリーグ」国内独占配信のU-NEXT HDが大幅続伸 『カクリヨ・トーキョー』リリース延期でアピリッツは3日続落
7月24日の東京株式市場では、日経平均は6日続落となり、前日比439.54円安の3万9154.85円で取引を終えた。日経平均が6日続落したのは2年9ヵ月ぶりとなる。為替が1ドル=154円台まで急速に円高方向に振れたことで、輸出関連株を中心に売り物が広がった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業91銘柄のうち、上昇は13銘柄(14%)、下落は74銘柄(81%)、変わらずは4銘柄(4%)で、全体市場と同様に下落した銘柄が目立った。
中で、クシム<2345>やGENDA<9166>、モイ<5031>などが買われ、ANYCOLOR<5032>が小幅続伸した。ANYCOLORは、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を4900円から5200円に引き上げたことが株価の下支えとなったようだ。
また、周辺株では、グループ会社のU-NEXTが世界最高峰のプロサッカーリーグ「プレミアリーグ」と2024-25シーズンから7年間のパートナーシップ基本契約を締結し、日本国内における全試合の独占配信を開始すると発表したU-NEXT HOLDINGS<9418>が大幅続伸した。
半面、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>やユークス<4334>、円谷フィールズHD<2767>などの下げがきつい。
2024年秋にリリースを予定していた新作スマートフォン向けゲームアプリ『カクリヨ・トーキョー』のサービス開始時期を延期すると発表したアピリッツ<4174>は3日続落し、終値ベースで昨年12月22日以来の4ケタ大台割れとなった。
子会社BloomZのNASDAQ上場を発表したサイバーステップ<3810>は、すでに株価には織り込み済みとの見方も強く、反落して年初来安値を更新した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アピリッツ
- 設立
- 2000年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4174
会社情報
- 会社名
- 株式会社U-NEXT HOLDINGS
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 宇野 康秀
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9418
会社情報
- 会社名
- ANYCOLOR株式会社
- 設立
- 2017年5月
- 代表者
- 田角陸
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高319億9500万円、営業利益123億6100万円、経常利益123億4100万円、最終利益87億2500万円(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5032