マーベラス、1Q(4~6月)決算は売上高15%減、営業益87%減に コンシューマの基幹タイトルの発売がなく開発費が先行 AM事業も新筐体入れ替えで費用先行
-
マーベラス<7844>は、7月31日、2025年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、コンシューマの基幹タイトルの発売がなく開発費が先行したことやAM筐体入れ替えに伴う収益減、舞台公演の計上数減などにより減収減益となった。
なお、営業外収益として為替差益2億3000万円を計上している。
売上高58億600万円(前年同期比15.6%減)
営業利益6500万円(同87.7%減)
経常利益3億7300万円(同57.9%減)
最終利益1億9800万円(同67.4%減)セグメントごとの状況は以下のとおり。
①デジタルコンテンツ事業 売上高32億100万円(前年同期比22.6%減)、セグメント損益4600万円の赤字(前年同期1億1400万円の黒字)
4月配信開始の『ビックリマン」や、オンライン既存タイトルなどが収益基盤として寄与したものの、コンシューマの基幹タイトルの新作がなく、開発費先行により赤字計上となった。②アミューズメント事業 売上高16憶円(同4.4%減)、セグメント利益4億8000万円(同25.0%減)
新筐体への入れ替えに伴う費用先行により利益は減少となったものの、端境期においても売上は微減に留まった。③音楽映像事業 売上高10億400万円(同6.7%減)、セグメント利益8700万円(同56.6%減)
舞台公演の計上タイトル数が前年同期と比べ少なかったことや関連パッケージ販売減などで減収減益となった。 -
■通期業績予想は従来のレンジ予想から変更なし
-
なお、2025年3月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおりのレンジ予想となっている。
売上高290億~320億円(前期比1.7%減~8.5%増)
営業利益15億~20億円(同37.9%減~17.2%減)
経常利益15億~20億円(同50.0%減~33.4%減)
最終利益10億~14億円
- ※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844