ソニーグループ、第1四半期決算は営業利益10％増の2791億円と2ケタ増益…ゲームと映像関係が大幅増益、音楽や為替の円安も貢献

 ソニーグループ<6758>は、8月7日、2025年3月期 第1四半期の連結決算(IFRS)を発表し、売上高及び金融ビジネス収入3兆0116億4900万円(前年同期比1.6%増)、営業利益2791億0600万円(同10.3%増)、税引前利益3168億6700万円(同14.8%増)、最終利益2316億3800万円(同6.5%増)だった。

・売上高及び金融ビジネス収入:3兆0116億4900万円(同1.6%増)
・営業利益:2791億0600万円(同10.3%増)
・税引前利益:3168億6700万円(同14.8%増)
・最終利益:2316億3800万円(同6.5%増)

同社では、市況変動の影響で金融分野が大幅な減収減益となったものの、ゲーム&ネットワークサービス分野とイメージング&センシング・ソリューション分野が大幅な増益となったことに加え、音楽分野も伸びた、としている。為替の円安も寄与した。

なお、ゲームに関しては、「プレイステーション5」ハードの販売が減少したものの、プレイステーションプラスを中心としたネットワークサービスと自社制作ソフトの売上増が貢献したという。

■ゲーム&ネットワークサービス

・売上高:8649億円(前年同期比12.0%増)
・営業利益:652億円(同32.5%増)

■音楽

・売上高:4420億円(同23.4%増)
・営業利益:859億円(同17.0%増)

■映画

・売上高:3373億円(同5.3%増)
・営業利益:113億円(同29.3%減)

■エンタテインメント・テクノロジー&サービス

・売上高:6009億円(同5.1%増)
・営業利益:641億円(同15.2%増)

■イメージング&センシング・ソリューション

・売上高:3535億円(同20.8%増)
・営業利益:366億円(同188.1%増)

■金融

・売上高:4486億円(同34.2%減)
・営業利益:300億円(同44.9%減)

■その他

・売上高:211億円(同8.2%増)
・営業利益:13億円(同48.0%減)

■2025年3月期の業績見通し

2025年3月期の業績は、売上高及び金融ビジネス収入12兆6100億円(前期比3.2%減)、営業利益1兆3100億円(同8.4%増)、税引前利益1兆3350億円(同5.2%増)、最終利益9800億円(同1.0%増)を見込む。既報だが、従来予想から上方修正を行った。

・売上高及び金融ビジネス収入:12兆6100億円(同3.2%減)
・営業利益:1兆3100億円(同8.4%増)
・税引前利益:1兆3350億円(同5.2%増)
・最終利益:9800億円(同1.0%増)

計画に対する進捗率は、売上高及び金融ビジネス収入23.9%、営業利益21.3%、税引前利益23.7%、最終利益23.6%となっている。

・売上高及び金融ビジネス収入:23.9%
・営業利益:21.3%
・税引前利益:23.7%
・最終利益:23.6%