DeNA、1Q(4~6月)決算は売上収益6%減、営業益10%増に ゲーム事業の既存タイトル減衰で減収も中国拠点の縮小で利益率が改善 「Pococha」のTVCMで費用増も
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ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、8月8日、2025年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算(IFRS)を発表、既存タイトル中心の運営となったゲーム事業の減衰などで減収となった一方で、中国拠点の大幅な縮小の影響などで営業利益利益率は向上した。
売上収益339億8200万円(前年同期比6.0%減)
営業利益19億1700万円(同10.5%増)
税引前利益44億8900万円(同24.8%減)
最終利益30億5200万円(同34.2%減)主なセグメントごとの状況は以下のとおり。
①ゲーム事業 売上収益112億1500万円(前年同期比10.0%減)、セグメント利益8億6600万円(同307.4%増)
既存のタイトルを中心とした事業運営となり、ユーザ消費額は前年同期比で減少したが、前期から取り組んでいる中国拠点の大幅縮小などによって費用が減少し、前年同期比で増益となった。②ライブストリーミング事業 売上収益101億9700万円(同5.7%減)、セグメント損益5億7600万円の赤字(前年同期1億8200万円の赤字)
国内の「Pococha(ポコチャ)」ではTVCMなどのマーケティングを実施しした。「IRIAM(イリアム)」は引き続き成長した。③スポーツ事業 売上収益100億2600万円(同2.0%減)、セグメント利益33億3500万円(同2.6%減)
プロ野球における主催試合の数は前年同期比で少なかったものの、観客動員数などは好調に推移した。④ヘルスケア・メディカル事業 売上収益18億4100万円(同6.1%減)、セグメント損益13億7600万円の赤字(前年同期11億7200万円の赤字)
ヘルスケア領域は、主に、データヘルス計画の策定年度には該当しないことから、前年同期比で減収となった。データ利活用に関しては、下期の需要期に向け、取引社数などの先行指標は順調に進捗している。メディカル領域では、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」の導入施設数等は引き続き積みあがっており、また、ポータブル医療機器とJoinを組み合わせたJoin Mobile Careを活用したプロジェクトなどに関しても今期の貢献に向け、議論を進めている。 -
■通期業績予想は引き続き非開示
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2025年3月期通期の連結業績予想については、合理的な数値の算出が困難であるため、引き続き非開示としている。ただし、売上収益については事業ポートフォリオの変化・強化を伴いながら、前期に続き増収の見通しとしている。
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1639億9700万円、営業利益289億7300万円、税引前利益318億1700万円、最終利益241億9300万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
